ダイハツの後付けできるペダル踏み間違い加速抑制システム
ダイハツも、「つくつく防止(ぼうし)」という名称でペダル踏み間違い加速抑制システムを、2018年12月5日から発売している。
「つくつく防止」は、車両の前後にソナーセンサーを取り付けて、前後方3m以内の障害物を検知する。もしドライバーがアクセルペダルを強く、速く踏み込んだら、システムがペダルの踏み間違いだと判断する、コントローラーが燃料供給をカットしてエンジンの出力を抑え、室内に設置したインジケーターとブザー音でドライバーに警告し、急発進の抑制に寄与する。
「つくつく防止」の本体価格は3万4560円(消費税込み)。標準取り付け費込みでは5万9508円となり、装置の価格を引いた2万9030円が取り付け工賃となる計算だ。
対応車種は
1.タント[L375S系](2007年12月〜2013年9月)
2.ムーヴ[L175S系](2006年10月〜2010年12月)
3.ミラ[L275S系](2006年12月〜2013年2月)
4.ミラココア[L675S系](2009年8月~2018年2月)
5.ムーヴコンテ[L575S系](2008年8月~2017年1月)
6.タントエグゼ[L455S系](2009年12月~2014年9月)
の6車種となっている。※2019年6月中旬現在。ミラバンを除く。グレード・装備により装着できない場合あり。
【参考】ダイハツ、ペダル踏み間違い時の急発進を抑制する後付け安全装置を発売
後付けできるペダル踏み間違い加速抑制システムへの補助金
東京都知事の小池百合子氏は、ペダル踏み間違えでの急発進を抑える装置を取り付ける場合、その費用の9割程度を高齢者向けに補助する方針を2019年6月11日に表明した。
対象年齢や実際の開始時期は未定だが、本体と取り付け工賃を含める自己負担が、数千円程度になる可能性があるという。
文/中馬幹弘
※データは2019年6月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※踏み間違い加速抑制システムは自動ブレーキではありません。必ずドライバー自身でブレーキをかけてください。