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価格、装着方法、補助金を解説!後付けできる「ペダル踏み間違い加速抑制装置」の選び方

2019.06.23

近年、ペダルの踏み間違いによる事故が問題となっている。

そのため「ペダル踏み間違い時加速抑制システム(装置)」を装着する車が増えている。

国土交通省によると、ペダル踏み間違い時加速抑制装置の装着率は65.2%を超えた。

しかし、「うちのクルマにはまだ、ペダル踏み間違い時加速抑制システムはついてない」という人も多いはず。

そんな人のために、全国で売り切れ続出の注目アイテムとなっている、後付けでペダル踏み間違い時加速抑制システムを、特徴、価格、取り付け方法などをまじえご紹介する。

【参考】国土交通省報道発表資料

後付けできる踏み間違い加速抑制システムって何?

踏み間違い加速抑制システムとは、ブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際に、加速を抑えたり、警告を発したりすることで、衝突被害の軽減を支援するものだ。

しかし、新車購入時に装着されていないクルマでは、後付けで装着する必要がある。

トヨタの後付けできる踏み間違い加速抑制システム

具体例としてトヨタのプリウス用の後付け「踏み間違い加速抑制システム」を見ていこう。

車両前後に超音波センサーを取り付ける(以下、自動車メーカー、ディーラーのスタッフが設置)。

そして、車両にコントローラーを配置。配線などを施し、表示器を運転席から見える場所に取り付ける。

前後のバンパーに設置した超音波センサーが前方か後方約3m以内にある壁などの障害物を検知し、ブザー音とランプ表示で注意喚起する。

それでもブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んだ場合、加速を抑える。

さらに後退時は、障害物を検知していなくても約5km/h以上でアクセルを踏んだら、速度が出過ぎないように加速を抑える。

ただし、加速は抑制するが、自動で停止する機能ではない。必ず自身でブレーキペダルを踏んで停止する必要がある。

後付けできる踏み間違い加速抑制システムの対象トヨタ車は、ご紹介したプリウスのほかに、アクア、プレミオ、ポルテ、ウィッシュなど12種(約458万台相当)になる。

【参考】TOYOTA、後付けの踏み間違い加速抑制システム 対象車種拡大

デンソーの後付けできる踏み間違い加速抑制システム

トヨタの後付け「踏み間違い加速抑制システム」は、デンソーと共同で開発されたもの。こちらがトヨタ純正部品として2018年12月5日から発売されている。

【参考】デンソー、後付け「ペダル踏み間違い加速抑制装置」をトヨタ自動車と共同で開発、純正用品に採用

ダイハツの後付けできる踏み間違い加速抑制システム「つくつく防止」

ダイハツも、2018年12月5日から「つくつく防止(ぼうし)」と呼ばれる、踏み間違い加速抑制システムを発売している。

「つくつく防止」は、車両前後にソナーセンサーを取り付け、前後方3m以内の障害物を検知。ドライバーがアクセルペダルを強く、速く踏み込んだ場合、システムがペダル踏み間違いと判断する。

システムがペダルの踏み間違いと判断したら、コントローラーが燃料の供給をカットしエンジンの出力を抑制、室内に設置したインジケーターとブザー音で運転者に警告し、急発進を抑制する仕組みだ。

さらに、ソナーセンサーで前後方の死角にある障害物を検知し警告する「パーキングセンサー機能」も備える。

2019年6月中旬現在、対応車種はタント[L375S系](2007年12月〜2013年9月)/ムーヴ[L175S系](2006年10月〜2010年12月)/ミラ[L275S系](2006年12月〜2013年2月)/ミラココア[L675S系](2009年8月~2018年2月)/ムーヴコンテ[L575S系](2008年8月~2017年1月)/タントエグゼ[L455S系](2009年12月~2014年9月)となっている。

※ミラバンを除く。グレード・装備により装着できない場合あり。

【参考】ダイハツ、ペダル踏み間違い時の急発進を抑制する後付け安全装置を発売

ホンダの後付けできる踏み間違い加速抑制システム

ホンダは後付けできる踏み間違い加速抑制システムを販売していないが、2019年6月19日、開発に取り組んでいることが発表された。

オートバックスの後付けできる踏み間違い加速抑制システム「ペダルの見張り番」

ここまで紹介した後付けできる踏み間違い加速抑制システムは、自動車メーカーの純正品として発売され、取り付けなども自動車メーカー(ディーラー)で設置するもの。

一方、オートバックスの「ペダルの見張り番」は、トヨタ、レクサス、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、ダイハツ、スズキの幅広い車種に対応する。

【参考】急発進防止装置「ペダルの見張り番」

急発進防止装置「ペダルの見張り番」 車種別適合表

この「ペダルの見張り番」は、発進時などにブレーキとアクセルを踏み間違えてアクセルを強く踏み込んでも、急発進しないように抑制する。また、後退時の踏み間違えの急発進も抑制する。

取り付けは全国のオートバックス/スーパーオートバックス店舗で行われる。

イエローハットの後付けできる踏み間違い加速抑制システム「S-Drive誤発進防止システム」

イエローハットでも踏み間違い加速を抑制するシステムを購入・設置できる。

サン自動車工業の「S-Drive誤発進防止システム」(電子スロットル車用)は、アクセルペダルを誤操作(低速時の急踏み・ベタ踏み)するとアクセルのセンサーを制御して、急発進を抑止するもの。ドライバーひとりひとり異なるペダルの踏み方を学習する機能を搭載しているのが特徴だ。

レクサス、トヨタをはじめ、日産、ホンダ、スバル、ダイハツ、スズキなど国産メーカーの多くの車種が対応車となっている。

【参考】S-drive誤発進防止システム2電子スロットル車 適合表

ティ.エム.ワークスの後付けできる踏み間違い加速抑制システム「誤発進抑制装置」

ティ.エム.ワークスの「誤発進抑制装置」は、電子制御アクセルペダル車で起こりうる、急発進事故や誤発進事故を抑制するための専用装置だ。

70%・80%・95%の中から設定したアクセル開度にアクセルペダルを急激に踏み込んだ場合、アクセルOFFと同じ状態になり、急激な発進を抑制する。

本製品は整備工場/自動車電装品店/カーショップなどでの装着専用品のため、ネット販売・個人宅配送は行っていない。

【参考】ティ.エム.ワークス「誤発進抑制装置」

気になる後付けできる踏み間違い加速抑制システムの価格は?

トヨタの「踏み間違い加速抑制システム」は本体、付属部品などを含めて5万5080円(消費税込み)となる。

ダイハツの「つくつく防止(ぼうし)」は3万4560円(消費税込み)。

オートバックスの「ペダルの見張り番」は本体と取り付け工賃込みで3万2399円(消費税込み)だ。

「S-Drive誤発進防止システム」の本体価格は3万円(税別)となっている。

ティ.エム.ワークス「誤発進抑制装置」の本体価格は2万7000円(税別)で、車種別専用ハーネスが4500円(税別)〜となっている。

後付けできる踏み間違い加速抑制システムの取り付け工賃

取り付け工賃の目安として、仙台トヨペットでは踏み間違い加速抑制システムを平成25年式のプリウスSに取り付ける場合、総額を8万5558円としている。

ここから本体・付属品を引くと、3万478円となる。

【参考】仙台トヨペット

ダイハツは、標準取り付け費込みで5万9508円となり、装置の価格を引いた2万9030円が取り付け工賃となる。

オートバックスの「ペダルの見張り番」の工賃は本体込みの価格表示となる。

イエローハットで「S-Drive誤発進防止システム」を取り付ける場合の工賃は、販売店へ問い合わせいただきたい。

ティ.エム.ワークス「誤発進抑制装置」は取り付ける整備工場/自動車電装品店/カーショップにより工賃が異なるので、それぞれ問い合わせいただきたい。

後付けできる踏み間違い加速抑制システムへの補助金

東京都の小池百合子知事は、2019年6月11日、ペダル踏み間違え時の急発進を抑える装置の取り付け費用を9割程度、高齢者向けに補助する方針を表明した。

具体的な年齢や開始時期は今後の決定となるが、その場合、本体と取り付け工賃を含めた自己負担が、数千円程度になる可能性がある。

文/中馬幹弘

※データは2019年6月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※踏み間違い加速抑制システムは自動ブレーキではありません。必ずドライバー自身でブレーキをかけてください。

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