アップル社のスマートフォンである「iPhone」。iPhone7 /7 Plus/ Apple Watch2以降の機種では、「非接触型」の「決済サービス」である、「Apple Pay」のサービスが利用できるようになりました。
Apple PayにSuicaを追加すれば、券売機の列に並ぶ手間がなくなります。しかも、一般のお買い物では、レジでお財布からカードを取り出す必要すらなく、すばやく支払いが可能。日本中のほとんどのクレジットカードとプリペイドカードに対応しています。ようするに、「Apple Pay」は、とてもベンリなのです。
Apple Pay対応のクレジットカードが登録できないのはなぜ?
たま~にですが、Apple Pay対応のクレジットカードが登録できないことがあります。その場合の対処法をご案内致します。
●まず、iPhoneが、カードを追加できる環境かどうかを確認する
Apple Pay で使うカードを Wallet に追加できない場合は、「システム状況」ページで Apple Pay の状況を調べてください。
問題が起きていない場合は、以下の手順で、Wallet にカードを追加できるか確認してください。
●まず、 Apple Pay を利用できる国や地域にいるかどうか確認。次にApple Pay に対応したデバイスを使っていることを確認します。OSを最新バージョンにアップデートします。
●Apple Pay に対応しているカードを使っていることを確認します。(当たり前)
●Apple ID で iCloud にサインインします。(Apple Pay は 13 歳未満のお子様にはご利用いただけません。年齢がチェックされます)
●Wallet に「+」ボタンが表示されない場合は、デバイスに設定されている地域が間違っている可能性があります。正しい地域に設定しなおしましょう。設定 App を開いて、「一般」をタップして、更に「言語と地域」をタップし、「地域」をタップします。最後に、正しい地域を設定して、「完了」をタップします。
【参考】Apple Pay で使うためのカードを Wallet に追加できない場合
Apple Pay対応のクレジットカードの使い方
Apple Payはあくまでもサービス名なので、例えばコンビニで「Apple Payでお願いします」といっても使えません。複数、クレジットカードをApple Payに登録しているのであれば、カードの画像に「iD」か「Quick Pay」かいずれかのアイコンが表示されているので、普段使いのカードを優先的に設定するのであれば、そのカードがどちらかを確認しておいて、Apple Payで決済する時は、「iD」か「Quick Pay」でお願いしますと伝えましょう。
Apple Pay対応のiPhoneの機種は?
Apple Pay対応のiPhoneの機種は以下の通りです。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、日本国内で販売されたiPhone 7とiPhone 7 Plus・・・交通機関・店舗・アプリケーション内・ウェブ上
iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE・・・アプリケーション内・ウェブ上
【参考】Apple Payは、これらすべてのデバイスで使えます。
Apple Payに対応するをご紹介!
Apple Payでは、様々なカード発行元のクレジットカードに対応しています。以下のサイトに詳しいので確認してください。
【参考】Apple Pay に対応しているアジア太平洋地域の銀行とカード発行元
……と、カードとカードの提携先によっては、Apple Payに対応するものと、しないものがあるので要注意です。Apple Payのサイトでは、「Apple Payは、日本のほぼすべてのクレジットカード会社と銀行が発行した、ほとんどのクレジットカードとプリペイドカードに対応しています。」と謳われていますが、意外とそうではないようです。
Apple PayでVisaを使う
全世界で使えるクレジットカードのVISA。
VISAカードと提携しているクレジットカードをお持ちの方も多いと思います。Visa Apple Payに、VISAカードは登録出来るのでしょうか。
おおむね登録は可能なようですが、一部のVISA提携カードでApple Payに登録出来ないケースが、まれにある様です。
提携先によって、「iD」もしくは「Quick Pay」いずれにもなるケースがありえます。ただし、ご存じ三井住友VISAカードは「iD」です。なにはともあえれ、まずはWallet アプリでスキャンしてみましょう。
Apple PayでMasterカードを使う
キャッチフレーズに「Priceless」を掲げているMasterカード。
VISAのほかにも、Masterカードが使えるクレジットカードをお持ちの方も多いと思います。Masterカードも、提携先によって、「iD」もしくは「Quick Pay」いずれかになるパターンがありえます。
ちなみに、誰もが持っている、(異論は認めます。)Masterカード提携の楽天カードは「Quick Pay」です。さっそくWallet アプリでスキャンしてみましょう。
Apple PayでJCBカードを使う
社名の由来は、前身の「日本クレジットビューロー(英語: Japan Credit Bureau)」の頭文字から来ているJCB。
マークの青・赤・緑色は、旧:東洋信託銀行(現:三菱UFJ信託銀行、青)、旧:日本信販(現:三菱UFJニコス、赤)、旧:三和銀行(現:三菱UFJ銀行、緑)三社のコーポレートカラーを採ったものです。
JCBカード自体は、基本「Quick Pay」ですが、これも提携先によって「iD」になる場合があります。例えば、イオンでお買いものするときの定番のJCB提携のイオンカードは「iD」です。セゾンカードのJCBも「QUick Pay」です。
Apple PayでSuicaを使う
Suica を、Apple Payに登録するには以下の設定を行います。
●Wallet App を開いて、プラス記号をタップします。
●「次へ」をタップしてから、「Suica」をタップします。
●カードの裏面に記載されているカード番号の下 4 桁を「カード番号」欄に入力します。
●My Suica (記名式) や Suica 定期券を追加する場合は生年月日を入力して、「次へ」をタップして利用条件を読み、同意する場合は「同意する」をタップします。
●iPhone の上部をカードの中央部の上に置き、しばらく iPhone を動かさずにカードの上に置いたままにしておきます。設定完了まで数分かかる場合があります。
以上の設定が完了すれば、iPhoneでSuicaが使えるようになります。
Apple Payで楽天カードを使う
楽天カードアプリでのApple Pay初回設定方法はとてもカンタンです。
Step1:「その他」画面内の「Apple Payをはじめる」をタップ>「設定」をタップ
Step2:ワンタイムパスワードを送信し、届いたパスワードを入力
Step3:楽天カード裏面に記載のセキュリティコードを入力
Step4:Apple Payにカードを追加
Step5:規約に同意し、Walletアプリに追加完了
Step6:カードの追加完了
Walletアプリケーションにもクレジットカードを追加できます。
・Walletアプリケーションを開き、プラス記号をタップします。
あとは画面に表示される手順に従ってください。
楽天カードをApple Payに登録することで、楽天スーパーポイントがザクザク貯まります。100円につき1円相当のポイントが貯まります。これは凄い!
Apple Payに対応するプリペイドカードって何がある?
Apple Payに対応する代表的なプリペイドカードといえば、携帯電話事業者から発行されている、ドコモのdカード、auのau WALLET、ソフトバンクのソフトバンクカードなどがあげられます。いわゆる「チャージ」が出来るカードです。
クレジットカードが作れない18歳以下の人にはありがたいカードです。メルカリアプリでメルペイも登録可能です。
※データは2019年6月上旬時点での編集部調べ。
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取材・文/FURU