家庭と仕事を両立するにはリモートワークを活用!
――家庭を大切にしながら仕事で成果を出すにはどうしたら良いのでしょうか?
「この日は保育園の送迎があるから出社が遅れる」など、スケジュールをチームメンバーにシェアしています。
また、当社ではリモート会議を積極的に活用しているのですが、子どもの送迎をしながら、自宅で子どもの面倒を見ながら、リモート会議に参加しています。
――育休の期間中、チームメンバーとは連絡を取りましたか?
プロジェクトが終了していたので、チームメンバーと連絡を取ることはありませんでした。復職2週間前にキャリアカウンセラーと連絡を取り、「復職後は家庭を大切にしながら働いていきたい」ことを伝えました。会社のニーズや自分のスキルなども考慮した結果、復帰後は前々から携わっていたお客様のプロジェクトに戻りました。
――復職後、不安はありませんでしたか?
前と同じ働き方ができるかどうか不安はありましたが、上司やチームメンバー、お客様に助けてもらいながら、2週間目くらいからは通常営業に戻りました。
――復帰後も育児はしていますか?
保育園の送迎、家事は妻と分担しています。寝かしつけは仕事の調整が可能な場合は、妻と一緒にやっています。その他、土日に家族を連れて外出するなどしています。
――育休取得を考えている男性にアドバイスをお願いします。
育児休暇は仕事に穴をあけるとネガティブな捉え方をされることもありますが、育児の楽しさ・大変さを知れること、育児を通してダイバーシティの価値観が身に付けられることなど、学ぶことが多いです。転職・異動などと同様、キャリアパスの1ページとして捉えてほしいと思います。育休だけではなく、病気・ケガ、介護、転職・異動などチームメンバーが変わることは大いにあり得ること。流動的な人材の入れ替わりに対応できる組織・チーム文化を醸成することが大切です。
――ありがとうございました。
【取材協力】
アクセンチュア
取材・文/稲垣有紀