手軽に高音質が楽しめるAVIOTのBluetoothイヤホン「WE-BD21d」「TE-BD21f」はiPhoneユーザーの救世主だ!
2019.06.14■連載/ゴン川野のPC Audio Lab
次々とイヤホンの新製品を発表するバリュートレードから、AVIOTブランドの新製品が3モデル登場する。ネックストラップ型Bluetoothイヤホン『WE-BD21d』(1万3000円/6/8発売)、左右独立型の『TE-BD21f』(1万7500円/7月下旬発売予定)、ピエール中野氏とのコラボモデル『TE-BD21f-pnk』(オープン価格/7月下旬発売予定)である。
『WE-D01c』ユーザーの私が気になるのはネックストラップ型のフラッグシップモデル『WE-BD21d』である。左右独立型とドライバー構成は共通で、ダイナミック型+BA型×2のハイブリッドで、aptX HD対応なのだ。
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最長再生時間13時間の『WE-BD21d』
『WE-BD21d』はネックストラップ型ながら、左右のハウジング内に充電池を搭載してリモコンを軽量化したモデルだ。連続再生時間は13時間、aptX HDで接続すると再生時間は20〜30%短くなる。左右独立型は落としそうで不安という理由から、アスリートやフィットネスクラブに通う人に人気があるネックストラップで、ハイブリッド型は希有な存在である。重量は実測値で18gと『WE-D01c』の実測値16.1gよりも増えているが装着感は変わらなかった。再生時間は7時間からほぼ2倍の13時間に伸びたので文句はない。
Astell&Kern『SP1000』とaptX HDで接続すると、ノイズの少なさに驚く。BA型ドライバーの音は繊細で粒立ちがいいという先入観があったが、本機の場合は優しい音色で女性ボーカルが心地よい。低域はタイトで膨らまない。BA型とダイナミック型のつながりが良く、指摘されなければハイブリッドであることに気付かなかったかもしれない。『iPhone 7 Plus』ではAAC接続となり、有線接続に負けない音を聞かせてくれる。というか本機で再生するiPhoneの音は抜群にいい。音色はウォームで、響きが豊かになり、中低域に弾むような躍動感があり、Bluetooth接続であることを忘れさせてくれる。iPhoneの音に不満がある人は、ぜひ試聴してみて欲しい!
左右を連結するマグネットが強力になり、首に掛けたときに外れる心配はない。
リモコンは従来よりボタンの凸部分が低くなり見ないで押す時にやや迷う。
イヤピースは標準品に加えて、高性能な『SpinFit CP355』が3サイズ付属する。
収納ポーチと充電ケーブルも付属。こちらはType-CでなくmicroUSBなのが残念。
このように2基が一体化されたBA型ドライバーをツイーターに採用。