日清製粉グループが行った「家庭のお好み焼・たこ焼に関する意識と実態調査」では、全国7都市の30才〜40才代の主婦700名に「たこ焼き器をご自宅にお持ちですか?」という質問をしたところ、全体の67.4%の人が「持っている」と回答し、その中でも54.4%の人は、「電気たこ焼き器」を持っていると回答しています。(ガスたこ焼き器は12.9%)
なぜ、ガス式たこ焼き器ではなく、電気たこ焼き器が人気なのか理由を探してみました。
【参考】日清製粉グループ 調査結果
ホットプレートでたこ焼き器を使うメリットは?
ガス火ではなく、電気式ホットプレートでたこ焼きを焼くメリットは、「手軽で簡単」に使える点です。また、電気式ホットプレートは、ガス火に比べると安全なので、卓上に置いて、お子様も一緒に大人数で楽しめます。たこ焼き専用だけでなく、ホットプレートが兼用になったタイプもあり、焼き肉プレートや鍋料理が作れる製品もあるので、汎用性の高さが電気式ホットプレートの人気の1つです。
家でたこ焼きを作るメリットの調査では、1位はお子様が喜ぶ(85.5%)、2位はみんなで調理を楽しめる(64.8%)などが上位になっています。
ガス式、電気式はどっちを選べばいい? ホットプレートの選び方
[ガス式]
ガス式は、ガスコンロ(画像左)やカセットコンロ(画像右)を使用して焼くタイプです。火力が高く、早く焼けるので、外がカリッと中はとろっとした本格的なたこ焼きを焼くことができます。しかし、電気式に比べると、ガスコンロは空焼きが必要だったり、掃除が大変です。また、カセットコンロは高価な製品が多く、火を使うため、小さなお子様と一緒に作る際には、注意が必要です。
[電気式]
電気式は安全に使えて、安価な製品が多く販売されているのが一番のメリットです。フッ素加工されている製品が多く、焦げ付きにくいので、お子様と一緒にひっくり返したり、みんなで調理が楽しめて、後片付けやお手入れも簡単な点が魅力の1つです。しかし、ガス式と比べると火力が弱く、中まで火が通るまで時間がかかるので、待つ時間が長くなってしまいます。
「大きいたこ焼き」や鍋料理も作れるホットプレートの種類
変わり種たこ焼きホットプレートや、鍋料理や焼き肉プレートが付いたモノなど、ホットプレートにも様々な種類があるので、ご紹介します。
[プレート各種]
平面プレートやたこ焼きプレート、グリルプレート(焼き肉など)のほかにも、マルチプレート(パンケーキなど)や鍋プレートなど、種類が豊富にあります。
D-STYLIST びっくりメガたこ焼き
2990円(税込)
高さ80mm×幅275mm×奥行135mmの本体で、直径約8.5cmの巨大たこ焼きが2つ作れるユニークなたこ焼き器です。
杉山金属 自動返し式たこ焼き器
6489円(税込)
生地を穴に流し入れ、モータースイッチを入れると、自動でたこ焼きをひっくり返してくれるたこ焼き器です。火力調節ができ、粉注ぎポットが付属しているので、たこ焼き屋の雰囲気が楽しめます。
ホットプレートでたこ焼きを焼く時の温度調節は?
たこ焼き専用ホットプレートは、温度調節ができず、スイッチで電源を入れて焼き上げるものが多く、火力も低いため時間がかかってしまいます。ホットプレートと兼用のたこ焼き器では、ガス式のように温度調節ができる製品が多くあり、火力も高めに設定できますが、販売価格が高めになってしまいます。
IRIS OHYAMA DPO-134両面ホットプレート
アイリスオーヤマが販売している独立した2枚のプレートを搭載したホットプレートでは、たこ焼きとお好み焼きを同時に別々の温度で調理したり、片方を保温の状態で置いておくこともでき、温度調節の幅が広いホットプレートです。
たこ焼きプレート付きのおすすめホットプレート
たこ焼きプレートは、一度に焼ける数の違いや加工の種類、取り外し可能かどうかなど、様々な特徴があり、中にはキッチンのIHで使えるプレートなどもあるので、ご紹介します。
焼けない箇所はないニトリのたこ焼き器兼ホットプレート
ニトリ たこ焼き&ミニホットプレートグリル アプレ4
2490円(税込)
本体サイズ約高さ75mm×幅312mm×奥行き221mmのコンパクトホットプレートで、2種類のプレートが付属しています。フッ素樹脂加工のプレートは、取り外しが可能で、お手入れが簡単です。温度調節機能は付いておらず、ボタン1つで電源が付くシンプル操作です。
【参考】ニトリ公式 詳細ページ
キッチンのIHで使えるパナソニックのたこ焼きホットプレート
Panasonic IH調理器用 たこ焼きプレート
3240円(税込)
1度に14個焼きができ、100V/200VのIH調理器に対応しているたこ焼きプレート。サイズが約幅180mm×奥行190mmなので、収納する場所に困らず、2.2kgと軽量で、テーブルへの持ち運びも楽にできます。千枚通しと油引きが付属しています。
別売りたこ焼きプレートを装着できる象印のホットプレート「やきやきシリーズ」
ZOJIRUSHI ホットプレート やきやき EA-GV35
1万4280円(税込)
約高さ120mm×幅540mm×奥行375mmのサイズで、たこ焼き、焼き肉プレートが付属しています。トリプルチタンセラミックコートの遠赤穴あき焼き肉プレートは余分な油を落とし、煙や油はねを抑えてくれます。たこ焼きプレートは、直径43mmのたこ焼きが30個焼ける大容量プレートです。ほかのやきやきシリーズでは、別売りのたこ焼きプレートを装着することができます。
別売りたこ焼きプレートは必要なし、タイガーのホットプレート
TIGER ホットプレート<これ1台> CRV-G300
1万3980円(税込)
硬質セラミックスハードフッ素コーティングで耐久性の高いプレートが3枚付属し、平面と焼き肉プレート、たこ焼きは直径44mmの大きさで30個同時に焼けます。約高さ127mm×幅569mm×奥行385mmの本体サイズで、完全分離構造なので、お手入れも簡単に丸洗いができます。
【参考】TIGER公式 詳細ページ
ホットプレートで作る基本のたこ焼きレシピ
たこ焼き (レシピ提供:otafuku)
[材料] 4人分(約32個分)
○薄力粉:200g ○たまご:3個 ○牛乳:20cc ○水 または だし汁:600cc
○たこ(ぶつ切り):160g ○青ねぎ(小口切り):2本 ○サラダ油:適量
○オタフクいか天入り天かす天華:30g ○オタフク青のり:適量
○紅しょうが:適量 ○オタフクたこ焼ソース(otahuku商品):適量
[作り方]
1.ボウルに水 または だし汁と、牛乳・薄力粉・たまごを入れ、粉ダマがなくなるまでしっかり混ぜて生地を作ります。
2.約200℃に温めたホットプレートにサラダ油をひき、各穴の半分量まで生地を流し込み、たこ・青ネギ・天かす・紅しょうがを入れ、生地を少し溢れるぐらいまで流し入れます。
3.約1分半焼いた後、あふれた生地を切りながらひっくり返し、表面がきつね色になったら、たこ焼きソースと青のりをかけて完成です。
[ポイント]
お好みでキャベツなどを混ぜても良いです。
手軽にみんなで楽しめる電気式たこ焼きホットプレートや、本格的なたこ焼きが焼けるガス式、IH対応や様々なプレートが付属しているたこ焼きホットプレートなど、用途に合わせたたこ焼きホットプレートを使用して、大人数でワイワイとたこ焼きを作ってみてはいかがしょうか。
文/Sora