5.摩訶不思議な緑色のスイーツ!「Rich & Good Cake Shop」
最後にシンガポールで人気の「カヤジャム」を使ったスイーツを紹介。カヤジャムとは、ココナッツミルク、卵、そして砂糖を混ぜて作った甘いジャム。パンにカヤジャムを塗った「カヤトースト」はシンガポール民のソウルフードです。
そんなカヤジャムを使って作ったロールケーキ「カヤロール」を販売しているのが、「Rich & Good Cake Shop」。
この鮮やかな緑色。着色料を使っているのかと不安になってしまいますが、「パンダン」という植物の葉からとった色素で自然な色なのでご安心を。
ふわふわのロール生地と甘いカヤのコンビネーションがたまらなく美味しいスイーツです。
最近オープンした、シンガポール・チャンギ国際空港の敷地内にある大型複合施設「ジュエル・チャンギ」にも店舗があるので、シンガポールを離れる前に是非食べてみてください。
様々な民族の食文化が融合して生まれたシンガポールの食文化
中華系、マレー系、インド系などそれぞれの民族が持つ独自の料理、そしてそれらがうまく融合することで生まれた独特の料理。様々な料理があるグルメ大国シンガポール。
タマリンド、サンバル(唐辛子調味料)、シュリンプペースト、ココナッツミルク、パンダンの葉など、日本では馴染みのない食材をふんだんに活用したシンガポールの料理は、ここでしか味わうことができません。
深夜便を利用すれば週末を利用して十分に楽しむことができるので、仕事の息抜きに美味しいものを食べ尽くす週末弾丸グルメ旅行に行ってみてはいかがでしょうか?
文/小松佐保(Foody Style代表)
一橋大学経済学部卒業。日本&シンガポールのブランドコンサルに勤務した後、食領域に特化したマーケティングコンサルとして独立し、アメリカ・ボストンへ。
会社員時代に生活習慣の乱れが原因で体調を崩したこと、ボストニアンの心身共にヘルシーなライフスタイルに感化されたことで、「食×健康」に関心を抱くように。
現在は、ニューヨークの世界最大の栄養学校Institute for Integrative Nutritionでホリスティックヘルスを学びながら、食生活やライフスタイルを改善するための情報発信やイベント開催などを行っている。