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ゆとり世代は知らないかも?若手社員に教えておきたいビジネスマナー

2019.05.27

●上司に敬語を使わない

ある若手社員は、上司と仲良く、楽しく仕事がしたいので、タメ口でまるで学生時代のようにコミュニケーションを取った。

「仕事をする上で、上司と仲良くなり、良い人間関係を築きたいと思うのは当然のことです。若手社員の中にも、そう感じている方は多いでしょう。しかし実際、冗談を言ったり上司とのちょっとした会話にツッコミを入れたりして、笑いを取れるようフランクに付き合ったり、上司にも同僚にも敬語を使わなかったりなど、目に余る行動する場合もあります。

そんな方には、上司や目上の方との付き合いはいくら敬語が苦手であっても必ず敬語を使うこと、そして上司との人間関係は友人とは違うことを伝えなければなりません。最低限の敬語を使い、敬意や尊敬の態度を忘れず、失礼な態度を慎むことを伝えなければなりません。気が合わない相手であっても、良い部分を見るようにし、反発するような態度は慎む。このように教えてあげましょう」

●「お身体ご自愛ください」と伝える

ある若手社員は覚えたてのビジネスフレーズとして「お身体ご自愛ください」と体調不良の相手に伝えた。

「これは若手社員に限らず、意外と知られていないことですが、『自愛』には自らその体を大切にすると言う意味が含まれているので、『お身体ご自愛ください』は『体』が重複している間違った使い方です。正確には『ご自愛ください』だけでいいのです。またすでに体調崩している方には不向きです。なぜなら『ご自愛ください』は、『体調崩さないようにお気をつけください』という意味だからです。体調を崩した方には『1日も早いご回復をお祈りしております』などの言葉を使用するよう、伝えましょう」

●名刺交換時に自分の名刺を相手より上にして渡す

名刺交換の際、若手社員が堂々と相手より名刺を上にした状態で渡した。

「名刺交換マナーはビジネスマンの基本ですが、我流になっていたり、正しい交換マナーを知らないまま行っている若手社員の方をよく目にします。

例えば、交換の際に自分の名刺を相手の方の名刺より下げてお渡しすることを知らず、相手が名刺を下げて渡していても、それより下に下げて渡すことをせず、そのまま交換してしまう様子を目にすることがあります。上司は、名刺交換の際の若手社員の所作をよく見ておき、後から『相手を敬う気持ちが名刺交換に出ていなかったよ』と、教えてあげるとよいでしょう」

ゆとり世代に限らず、若手社員や自分の部下には、ぜひ愛情を持って、こうした社会人としての常識や一般常識を教えてあげたいものだ。

【取材協力】
岡澤ひとみさん
幸せなウエディングを実現させる専門家、ウエディング・ブライダルコンサルタント
(おかざわ ひとみ)リーガロイヤルホテル、ザ・リッツ・カールトン大阪のウエディングプランナーとして、10年間で700組以上のウエディングを担当。ブライダルゲストハウス総支配人を経て、マナーコンサルタントの西出ひろ子の伝える真心マナーと出会い、共感・感動し、その考えをウエディング業界に導入させ、ブライダル専門学校での指導、ブライダル企業のコンサルタントとして活動中。秘書検定1級保有。著書に「今さら聞けない社会人としての常識とマナーQ&A」。
http://fastmanner.com/form-okazawa.html

取材・文/石原亜香利

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