婚約破棄にまつわる疑問を解消
婚約破棄に関する悩みは人に相談しづらく、わからないことも多いでしょう。最後に、婚約破棄に関する疑問についてお答えします。
婚約の定義とは? 婚約破棄するカップルの割合は?
そもそも婚約とは、「婚姻予約」という名の契約。前述の通り口約束でも成立するものなので、件数や割合に関する公的なデータはありません。
なお、国内の離婚数は1996年以降毎年20万件を越えていて、平成29年は21万2262件に及んでいます。婚約は離婚に比べると手続きがシンプルな分、さらに件数が多いと予想できます。
アラサーの婚約破棄が増えている!?
アラサーの婚約破棄が増えているという噂がありますが、婚約破棄に関するデータがない以上、推測の域を出ません。
厚生労働省「人口動態統計」によると、平成27年度の平均婚姻年齢(初婚)は男性31.1歳/女性29.5歳なので、婚約するカップルの平均年齢も30歳周辺と考えられます。そのため、アラサーの婚約破棄が多いと言われるのも必然でしょう。
【参考】「平成27年度人口動態職業・産業別統計」夫妻の就業状態・職業別にみた平均婚姻年齢(厚生労働省)
自分から切り出すのはちょっと……相手に婚約破棄させる方法はある?
「自分から言い出せないから、相手に婚約破棄したいと思わせよう」という考えは、捨てたほうが良いでしょう。
婚約破棄するか否かの判断はよく考えたほうが良いですが、決断したらいち早く行動を。結婚予定日が近づくほど、あとに引けなくなってしまいます。現実的な話をすると、結婚式場のキャンセル費用が高くなってしまう可能性もあります。
婚約破棄のショックから立ち直る方法は?
婚約を破棄された側はもちろん、破棄する側もダメージを受けてしまうもの。しかし、離婚に比べると婚約破棄は傷が浅いほうだと考えることもできます。
「結婚する前で良かった」「“バツ”がつかなくて良かった」と、と、ポジティブにとらえましょう。
理由はどうであれ、婚約破棄で大切なのは、相手に対して誠実に対応することです。
例え相手に明らかな過失があったとしても、話し合いの際に感情的になってしまうと、自分に不利な方向に進んだり、トラブルにつながる可能性があります。冷静かつ慎重に手続きを進めましょう。
文/bommiy