価値観が合わない、浮気された、相手の親と合わない……一度は結婚の約束を交わしたものの、結婚に対して不安になる方もいると思います。明らかな不安要素があるにも関わらず、自分の気持ちに嘘をついて結婚するのは、お互いにとって良い選択とは言えません。
しかし、婚約破棄はそう簡単にできるものではないのも事実。この記事では、婚約破棄の方法について紹介します。
婚約破棄したい……その方法は?
婚約とは契約の一種。役所に届け出ることで成立する婚姻(結婚)とは異なり、口約束でも成立します。破棄する時もまた、届け出は必要なく、相手に婚約を破棄したいと意向を伝えます。
正当な理由がない場合や、相手に過失がなく個人の都合で婚約を破棄する場合、損害賠償を請求される場合もあります。
支払う可能性が高いのは、慰謝料、結婚式場のキャンセル料金、婚約指輪の費用、結納/両家顔合わせにかかった費用など。裁判になってしまった場合は、裁判費用もかかります。
それなりの金額になってしまいますが、「無理に結婚してつらい日々を過ごすよりはマシ」と、自分でお金を払う覚悟も必要です。
なお、相手に婚約破棄の意思を伝える時は、誠実な対応を心がけましょう。
婚約破棄を決めたら、まず親に報告を
婚約を破棄することを決めたら、婚約相手に伝える前に、まず親御さんに相談しましょう。
前述したように、婚約を破棄する場合にはお金がかかることもあります。いざという時は、親御さんの力を借りる必要があるからです。
どうして婚約を破棄したいか考える
どうして自分は婚約破棄をしたいのか。その理由をいま一度考えることで、相手に破棄の意思を伝える時や親に報告する時などに、感情的にならずに説明しやすくなります。
婚約破棄の理由で多いのは、以下のようなもの。
■不貞行為(浮気)
■隠し事(子持ち、離婚歴がある、借金、自己破産など)
■相手から暴力を受けた
■病気/性的不能者になってしまった
■価値観のズレ(金銭感覚、宗教など)
■相手の親・親族とソリが合わない
■マリッジブルー
婚約すると、今まで見えていなかった相手の一面が見えることもあります。「一緒に生活してみたところ、相手に清潔感がないことがわかった」「料理が下手だった」「食べ方が生理的に無理」といった理由も婚約破棄の一因になり得ます。
「婚約破棄したい…困っています。」「婚約破棄したいけどアドバイスくれ」ネット上に溢れる相談の数々
インターネットで「婚約破棄」と検索すると、婚約破棄に関する記事が多数ヒットします。
これらの記事を見ても、婚約破棄の理由は多岐にわたることがわかります。自分と近いケースを探して参考にするのも良いでしょう。
親が原因で婚約破棄するカップルも多い
恋愛と異なり、結婚は2人だけの問題とは言えません。親・親族が原因となって婚約を破棄するカップルも多いです。
【参考】学歴、年収、家柄、格差婚を乗り越えて幸せな夫婦生活を過ごすヒント
相手の親と合わないので婚約破棄
親絡みの婚約破棄で多いのは「相手の親とソリが合わない」という理由です。
結婚すると、相手の家族や親戚とお付き合いする機会が多くなります。相手の親御さんとソリが合わないのは、結婚生活において負担になってしまう可能性があります。
また、「親同士が合わない」「相手の親との同居を強要された」といった理由で婚約を破棄する方もいます。
親の反対で婚約破棄に至るケースも
中には、親に結婚を反対されて泣く泣く婚約を破棄するというケースも。しかし、2人が愛し合い思い合っているのに別れるのは悲しいことです。真摯に思いを伝えたり、味方になってくれる親族を探すなどして、親御さんの説得を試みましょう。