カフェ+ヨガスタジオ「alo」
また、最近ソーホーにオープンしたヨガウェアブランド「alo」のフラッグショップでは、ヨガウェアの販売だけでなく、ヨガレッスンを受けたり、ヘルシーフードを食べたりすることができます。
1階ではヨガウェアの売場とカフェが併設されています。
カフェでは、抹茶ラテやコンブチャなどのヘルシードリンクやスナックを販売しています。
2階では、ヨガスタジオやコミュニティスペースがあります。
人々がより気軽に店に入り、結びつき、頻繁にヨガをできるような空間設計をつくったこの旗艦店は忙しいマンハッタンの中心部で日々忙しく過ごす人々のオアシスになれるようにとオープンしました。
特に予定がない日でもふらりとお店に入り、カフェでゆっくり過ごしたり、コミュニティスペースでお話しをしたり、そんな憩いの場となることを目指しています。
ヨガクラスだけでなく、様々なイベントやワークショップも開催されており、ウェルネスの重要な概念である「人々と繋がる」ということを推奨している施設になっています。
カフェ+病院+スパ
今私が最も注目しているのが、今年の夏にオープン予定のウェルネスサロン「the well」。
こちらは富裕層をターゲットにした会員制のサロンです。
ここでは、医者・ヘルスコーチ・セラピストなどが一つ屋根の下に集まり、西洋医学の恩恵と東洋の癒しの両方を合わせた、且つ科学的に裏付けられた施術を会員に対して提供します。
13,000平方フィートという広大な建物で、スチームやサウナが付いたスパ、オーガニックレストラン、ビタミンドリンクを提供するバー、リフレクソロジーが受けられるラウンジ、ヨガ&瞑想ができるスタジオ、プライベートトレーニングジムなど、多種多様なサービスを提供します。
会員には専属の医者、マッサージセラピスト、栄養士が付く、というまさにVIPのためのウェルネスサロンです。
身体の内と外、両方から美しく
日本では「美しくなろう」と思うと、エステやコスメショップなど外見を変えられるサービスが受けられる施設に行く女性が多いように感じられます。
しかし、肌が食べたものやストレスに大きな影響を受けるように、ヘルシーな食事や瞑想など、身体の内側のメンテナンスをすることも美しくなるには欠かせない行為です。
美しく、そして健康になれる料理を食べられるお店、身体だけでなく心もキレイにできるジムや瞑想スタジオ、そして医者やセラピストなどのプロフェッショナルから適切なアドバイスが受けられる、身体の中と外、両方から美しくなれる複合施設「ウェルネスサロン」。
今後のトレンドになっていくことは間違いないでしょう。
文/小松佐保(Foody Style代表)
一橋大学経済学部卒業。日本&シンガポールのブランドコンサルに勤務した後、食領域に特化したマーケティングコンサルとして独立し、アメリカ・ボストンへ。
会社員時代に生活習慣の乱れが原因で体調を崩したこと、ボストニアンの心身共にヘルシーなライフスタイルに感化されたことで、「食×健康」に関心を抱くように。
現在は、ニューヨークの世界最大の栄養学校Institute for Integrative Nutritionでホリスティックヘルスを学びながら、食生活やライフスタイルを改善するための情報発信やイベント開催などを行っている。