パパとママの心のケアも必要
赤ちゃんが家族の一員になると、赤ちゃん心だけでなく、パパやママも、お兄ちゃんやお姉ちゃんなど家族みんなの心のケアも必要になるという。
「赤ちゃんが誕生すると、パパもママも自分の中の抑えてきた感情がとても刺激されやくなります。例えば、泣くことを我慢してきた人は赤ちゃんの泣き声を聞くと刺激されて、自分も泣きたくなって苦しくなってきますし、パパやママ自身が第一子の方ならば、自分の弟や妹が誕生したときの複雑な感情を、自分の赤ちゃんの誕生によって『理由がわからず湧き上がってくる苦しさや寂しさ』として感じることもあります。
そんなときには、パパやママに湧き上がるどんな感情にも『そう感じていいんだよ。』と自分自身に寄り添ってあげるといいのです。
ネガティブな感情を悪いものだと捉えると、感情の抑圧がはじまります。抑圧がはじまるとパパとママの関係も悪くなりがちで、赤ちゃんが幼児、そして少年少女に育っていく過程でも『ネガティブな感情を持つ自分はダメだ』と思ってしまいます。
赤ちゃんの心の一番のケア方法は、実はパパとママが幸せでいることなのです。パパが自分の心に寄り添えると、ママの心にも赤ちゃんの心にも寄り添えるようになります。ぜひ、やってみてくださいね!」
日頃、赤ちゃんに接しているパパは、赤ちゃんに対して、少し見方が変わったかもしれない。ぜひヒントにしてみよう。
【取材協力】
河間 恵さん
チャイルドセラピスト・心理セラピスト。
コーチング、セラピー、カウンセリング、心理学、量子力学など多様な要素を取り入れ、赤ちゃんから大人まで、お客様をサポートしている。現在は「チャイルドセラピスト講座」をメインとして活動中。
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取材・文/石原亜香利