R-1やLG21を使った時の効果は？ヨーグルトメーカーで作るヨーグルト種菌の選び方

2019.05.23

EPS（多糖体）が自然免疫であるNK細胞を活性化させるR-1ヨーグルトですが、1つのR-1ヨーグルトから大量のヨーグルトに繁殖できれば、コスパも良く、毎日摂取することができ、オトクですよね。ここでは、R-1を種菌にし、ヨーグルトメーカーで培養した場合に同じ効果が得られるのか？　をご紹介します。

ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る時のおすすめ種菌は？

種菌（スターター）とは、ヨーグルトを作る際に牛乳に入れる、元となるヨーグルトのことです。ブルガリアヨーグルトやR-1ヨーグルトなど、市販でも様々なヨーグルトが販売されているので、気になるヨーグルト（種菌）を試してみることをおすすめします。牛乳は、種類別の欄に「牛乳」と記載のある生乳100%のモノを使用し、種菌は毎回新しいモノを使用してください。

ここでは、タニカ電器が様々なヨーグルトを使って試作している報告書を元に、R-1やLG21ヨーグルトを使った作り方をご紹介します。（発酵食品試作報告書については、同条件での作成の結果を保証するものではありません。）

タニカ電気のヨーグルトメーカーでR-1ヨーグルト低脂肪タイプを使った作り方

R-1ヨーグルト（低脂肪タイプ）　（レシピ提供:タニカ電器）

[材料]
○明治おいしい牛乳:1000ml　明治R-1低脂肪タイプ:112g

[作り方]
1.消毒した内容器にヨーグルトを入れ、少しずつ牛乳を足し、均一になるように混ぜます。
2.本体にセットし、温度を40℃、タイマーを6時間〜7時間にセットし、スタートします。
3.完了後、冷蔵庫で冷やして完成です。

[結果]
○固さ:やわらかい　○酸味:やや酸味を感じる　○舌触り:なめらか
低脂肪タイプの場合は、少し固まりがやらわかいという結果でした。

R-1ドリンクタイプの飲むヨーグルトを使ったヨーグルトメーカーでの作り方

R-1ヨーグルト（ドリンクタイプ）　（レシピ提供:タニカ電器）

[材料]
○明治おいしい牛乳:500ml　○明治R-1ドリンクタイプ:58ml

[作り方]
1.消毒した内容器にヨーグルトを入れ、少しずつ牛乳を足し、均一になるように混ぜます。
2.本体にセットし、温度を40℃、タイマーを5時間にセットし、スタートします。
3.完了後、冷蔵庫で冷やして完成です。

[結果]
○固さ:かため　○酸味:少ない　○舌触り:なめらか･濃厚
カップタイプより、酸味が少なく、甘みがあり、濃厚な味わいになるという結果でした。

ヨーグルトメーカーでR-1を使う時に砂糖はあり？　なし？

タニカ電器がR1を使用して作ったヨーグルトは、砂糖を入れずに作っています。砂糖を入れる場合は、雑菌が付着していると、うまく発酵しない場合もあるのでご注意ください。甘さが足りない時は、ヨーグルト完成後に、はちみつやオリゴ糖を足すなどをして調節することをおすすめします。

ヨーグルトメーカーでR-1を使った時にゆるい状態になってしまう場合

作ったヨーグルトがゆるくなってしまう場合は、種菌の量を少し増やすか、発酵温度を1℃〜3℃上げることで、固まりやすくなります。牛乳との組合わせによっても上手く固まらない場合があるので、牛乳の種類を変えてみるのも1つの手です。

ヨーグルトメーカーで作ったR-1って効果はあるの？

meiji公式HPのQ&Aでは、「プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることができますか？」という質問に対し、ヨーグルトを作ることができますが、R-1の特徴である1073R-1乳酸菌が作り出すEPS（多糖体）の量は、原材料や発酵条件等により異なります。と答えています。また、一般家庭ではこの商品と同等量のEPS（多糖体）を作り出すことができないと考えられます。とも答えています。

【参考】meiji公式 Q&A