みずほ銀行が発行している「みずほデビット」は同銀行の口座を持っている15歳以上であれば、基本的に審査不要で誰でも作ることができるデビットカードである。今回は年会費や手数料が比較的安いにもかかわらず、付帯保険が手厚い「みずほデビット」の特徴を分かりやすくお伝えしていく。
デビットカードとは?
まずは簡単にデビットカード自体について説明する。デビッドカードとは使った瞬間に金額が銀行口座から即引き落としされる仕組みのカードであり、引き落としが1か月から数か月先になるクレジットカードとはこの点が大きく異なる。そのため、「後払い」のクレジットカードとは異なり、支払い能力があるかどうかを確認する与信審査が基本的に必要なく、簡単に発行することができるのも特徴である。
Amazonなどのネットショッピングでも利用可能
繰り返しになるが、デビットカードは、利用した瞬間に銀行口座から引き落とされる仕組みになっている。後払いではないため、分割で支払うことはできず、1回払いのみとなっている。一方で、クレジットカードと同じように、VISA、MasterCard、JCBなどの国際ブランドが利用できる店舗であれば海外でも利用することができるほか、ネットショッピング等でも利用できる。
みずほ銀行のデビットカード「みずほJCBデビット」の特徴
ここからは「みずほJCBデビット」の特徴やメリットについて解説していく。
国際ブランドは文字どおりJCBであり、JCB加盟店の店舗であれば利用可能できる。前月16日から得点判定月15日までに利用することでATMや振込にかかる手数料が無料になる。さらに国内や海外における「旅行損害保険」と海外での「ショッピングガード保険」が付帯しているのもみずほJCBデビットの大きなメリットである。
デビットカードで旅行損害保険が付帯しているカードは少なく、クレジットカードでも保険はついていないものあるので、みずほJCBデビットは付帯保険が充実しているのが特徴といえる。
1回以上の利用で年会費は無料に
気になる年会費に関してだが、発行初年度は年会費無料となっている。また、「23歳以下の利用者」か「みずほJCBデビットを年に1回以上利用している人」であれば2年目以降も年会費は無料となり、そのほかの金融機関が発行しているデビットカードと比較しても、年会費が無料になる条件のハードルは低いといえるだろう。
海外でも利用可能だが…
みずほJCBデビットは海外のJCB加盟店で利用できるが、円換算時にJCBの基準レートとみずほ銀行の所定レートが適用されて、利用手数料が発生してしまうのがデメリットである。また、VISAやMasterCardと比較すると、海外ではJCBの加盟店舗数も少ないので注意が必要である。
選べる2色のデザイン
みずはJCBデビットは「ブルーアーク」と「ホワイトアーク」の2色のデザインから選ぶことができる。三井住友VISAデビットなどと比較するとデザインのバリエーションは少ないが、それでもデザインの選択肢があるのは嬉しいポイントだ。
みずほ銀行のデビットカードが使えない時間も
みずほJCBデビットが“利用できない時間帯”もあるので注意が必要だ。土曜日 22時~日曜日 8時、第1、第4土曜日 3時~5時は利用できないので、覚えておくとよいだろう。
みずほビジネスデビットとは?
みずほ銀行は法人・個人事業主向けVISAビジネスデビットカード「みずほビジネスデビット」も発行している。年会費無料であり、現金払い・請求書払いの減少や役職員個人による経費立替払いの合理化が可能で、キャッシュレス化を推進できるが特徴である。またカードは最大10枚まで発行でき、会社全体で利用することもできる。
付帯保険を気にする人におすすめ
ここまで「みずほJCBデビット」の特徴について説明してきたが、最大の魅力はやはり付帯保険の充実度だろう。ポイント還元率やデザインの種類などは他の金融機関が発行するデビットカードに劣るかもしれないが、付帯保険を気にする人には間違いなくおすすめのカードである。
文/praia