iPhoneのバッテリー容量を回復する方法ってあるの?
iPhoneのバッテリーは、使えば使うほど劣化してしまい、満充電できる容量が減っていきますが、そんな状況でも、「継ぎ足し充電を一時的に止めて、完全に放電させてから、しばらく放置して、また満充電する」と、一時的に容量が回復したのでは…? と感じる人もいるようです。(個人差、個体差はあります)
ちなみに、Appleによる駆動時間と耐用年数を増やすおすすめの使い方は以下の通りです。
●最新のソフトウェアにアップデートしてみる。
●極端な周囲温度を避ける。0°C〜35°Cの環境下で最も良く動作します。保管温度は-20°C〜45°Cです。
●充電中は特定の種類のケースを取り外してみる。
●長期保管する時は、50%充電してからにする。
●設定を最適化する。画面の明るさを落とすか、明るさの自動調節をオンにする。常にWi-Fiをオンにする。
●バッテリーの使用状況に関する情報を見る。
●コンピューターを使ってUSB経由でiPhoneを充電する時は、コンピューターをコンセントにつなぎ、電源を入れてから、デバイスを充電する。
【参考】Apple/バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす
iPhoneのバッテリー容量交換は無料?
iPhoneのバッテリーは消耗品。使い込んでいけば、経年劣化して充電可能な最大容量はどんどん減ってきてしまいます。もしiPhoneを、定期的に買い換えることもなく、そのままずっと使い続けていきたいのであれば、ある時点で、バッテリーの交換も考慮に入れる必要があるかもしれません。
ちなみに、Appleによると、iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計しているそうです。
そして、バッテリーの交換は、Appleまたは正規サービスプロバイダに依頼する必要があります。1年の保証期間内に、保証対象内の、本体異常による急激なバッテリーの劣化があれば、保証の範囲になる場合もありますが、通常の経年劣化であれば、基本的にはAppleの有料の修理サービスを利用する必要があります。
【参考】Apple/バッテリーサービスはApple又は正規サービスプロバイダで
iPhoneのバッテリー交換はAppleStoreだとどうやるの?
iPhoneのバッテリー交換を行うには、直接、Apple Store 直営店または Apple正規サービスプロバイダに現品を持ち込む「持ち込み修理」と、Apple リペアセンターへ発送して修理してもらう「配送修理」の 2 種類があり、それぞれ選ぶことができます。
iPhoneのバッテリー交換修理を申し込むには、まずサポート専用サイトhttps://getsupport.apple.com/のリンクをクリックして、持ち込み修理か、配送修理のいずれかを選択。持ち込み修理であれば、来店の予約をします。
iPhoneのバッテリーの交換料金は、ほかに故障がなければ以下の通りです。
iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR
Apple 製品限定保証または AppleCare+ の保証対象の場合0円、保証対象外は7800円
iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、および、その他すべての対象モデル
Apple 製品限定保証又は AppleCare+ の保証対象の場合0円、保証対象外5400円
【参考】Apple/ iPhone の修理 – バッテリーと電源
修理時間は、あくまでもケースバイケースですが、持ち込みの場合、同日修理に対応している場合がありますので、予約の際、あらかじめ店舗に確認しておくと良いでしょう。ちなみに筆者が、iPhoneの液晶を交換した時は、午前中に持ち込んだら夕方には修理完了していて修理済品を持ち帰れました。
ドコモ、au、ソフトバンクの店頭で、バッテリーの交換はできる?
まず、ドコモでiPhone店頭修理サービスを行っているのは、ドコモショップ丸の内店、ドコモスマホラウンジ名古屋店の2店のみです。
auの場合も、店頭修理店舗は限られております。
【参考】au/iPhone・iPad同日修理対応店・来店予約
ソフトバンクの場合も、店頭修理店舗は限られております。
【参考】ソフトバンク/ iPhone/iPad 店頭修理サービス
これらの店舗に出かけることができない場合は、それぞれの加入事業者にあらかじめ確認の上、Apple Store 直営店もしくは Apple 正規サービスプロバイダに修理を依頼するケースが多いようです。
取材・文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com/