■連載/文具ソムリエール菅 未里の「誘惑文具」
Q:海外出張が多いのですが、飛行機の中で本を読むのが好きです。ただ、読書灯の明かりが隣の人に当たってしまうのが気になるので、コンパクトな読書灯はないですか? 普段使いもできるものがいいです。
A:次の写真をご覧ください。
ん、誰かが覗きこんでいますね。はい、実はこの生き物こそが、旅行時の読書に便利なブックライト「ライトマンアニマルズ」(レイメイ藤井)です。ライトマンアニマルズは、人型ブックライトとしてヒットした「ライトマン」の動物版でして、全部で5種類あります。なお、上で本を覗いているのはネコですね。
身体がフレキシブルなので、本に引っかけることができるのです。そして目の部分にある2つのLEDがページを照らすのですが、この光はブルーライトを含まないので、目が疲れないという気配りもなされています。
重量は約30gと、重めのボールペンくらいしかありませんし、コンパクトなので持ち運びも簡単。さらに素晴らしいのは、普段からスマートフォンやメガネのスタンドとしても使える点です。
体はこの通り薄いので、カバンでも邪魔になりません。普段からしおりとして使ってもいいくらいのコンパクトさです。
連続点灯時間は72時間。多用途で小型軽量、しかもインパクトは抜群と、とても優秀な文房具です。しかもお値段は1,800円(税別)と、これまた優秀。旅行を今まで以上に楽しいものにしてくれるはずです。
文/菅未里
構成/佐藤喬
撮影/干川 修