様々なシーンで活用できる、音声録音機器の「ICレコーダー(ボイスレコーダー)」。
種類が豊富なだけに、どの機種を選べば良いのか悩んでしまうかと思います。この記事では、ICレコーダー/ボイスレコーダーの人気メーカーや、用途ごとのおすすめ機種を紹介。関連記事を参考にしつつ、自分に合う一台を見つけましょう。
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ボイスレコーダー/ICレコーダーとは? どのように選べば良い?
ICレコーダーとは、音声を記録する機械で、ボタンひとつで音声を録音できます。「ボイスレコーダー」「ボイスメモ」とも呼ばれます。
ボイスレコーダー/ICレコーダーの使い方は?
ICレコーダーは、会議やインタビューなどの音声を記録して文字起こしに利用したり、楽器演奏を録音して音楽練習に用いたり、講義や習い事のメモとして使用したり、語学学習で活用するなど、幅広いシーンで使われています。
ボイスレコーダー/ICレコーダーの選び方
ICレコーダーを選ぶ時にチェックしたいポイントは以下の通り。用途によって重視すべきポイントが異なります。
■容量/録音時間
対応メモリが多いほど長く録音できますが、録音可能時間は録音音質によって変動します。本体に直接記録するタイプ/SDカードを装着するタイプ/両対応のタイプがあります。
■SDカード対応の有無
SDカードに対応しているタイプは、容量/録音時間を増やすことができるので便利です。
■音質
楽器演奏や音楽を録音したい場合は、高音質で録音できる機種を選びましょう。
■電源
乾電池式/充電式/乾電池・充電両用/ACアダプター式などがあります。乾電池や充電式は持ち運びやすく、ACアダプター式は長時間録音したい場合におすすめです。
■接続方法
パソコンに音声データを取り込む場合は、USB接続に対応していると、データを取り込みやすくて便利です。
■サイズ
昨今は小型かつ高性能なモデルが多く、中には手のひらに収まる超小型&薄型の機種も。
【参考】「ICレコーダー 選び方」の記事リンクを貼る
ボイスレコーダー/ICレコーダーの人気メーカーは?
メーカーや機種は多数ありますが、特に定番のメーカーは、「オリンパス」「パナソニック」「ソニー」です。
コスパ抜群! ICレコーダーのトップシェアメーカー「OLYMPUS(オリンパス)」
BCN AWARDのICレコーダー部門にて4年連続で販売台数シェアNo.1を獲得しているオリンパス(2019年5月時点)。
その人気の秘訣は、豊富なラインナップとコスパの良さにあります。ICレコーダーを初めて使う方からこだわり派の方まで、幅広いユーザーにおすすめできます。
【参考】オーディオ:ICレコーダー/リニアPCMレコーダー(オリンパス公式サイト)
ICレコーダーの使い方がわかりやすく、愛らしいデザインが魅力「Panasonic(パナソニック)」
全体的に愛らしいデザインが魅力で、初めて使う方でも操作がわかりやすいよう工夫されているのがパナソニックのICレコーダー。
もちろん、スティック型や高音質録音が可能など、種類も多彩です。
デザインにこだわる人、ICレコーダーを幅広い用途で使いたい人におすすめの「SONY(ソニー)」
機能性だけでなくデザインやカラーバリエーションに至るまで、ソニーのICレコーダーは種類豊富。機種ごとにスペックの違いはあれど、どれも音質・容量など基本的に十分な機能を備えているので、幅広い用途で使いたい方におすすめです。
【参考】ICレコーダー/メモリーカードレコーダー(ソニー公式サイト)
会議用におすすめのICレコーダー/ボイスレコーダー
会議やインタビューなど会話を録音する場合には、2つ以上のマイクで録音する「ステレオ録音」に対応している機種がおすすめ。
複数名の会話でも位置関係が把握しやすいので、文字起こしで便利です。
さらに、ノイズキャンセル機能、リピート再生や速度変更機能といった機能も備わっていると役に立ちます。
【会議用におすすめのICレコーダー】OLYMPUS(オリンパス)「Voice-Trek DM-750」
自然なステレオ感を得る外側90度レイアウトのステレオマイクと、無指向性のセンターマイク、計3つのマイクを搭載。
「2マイクノイズキャンセル」、空調音などを自動的にカットする「ローカットフィルター」、環境に合わせて録音レベルを自動調整する「ボイスチェイサー」、遠くの声にもフォーカスできる「ズームマイクモード」など、ビジネスシーンで活躍するスペックを兼ね備えています。価格は1万2000円前後。
【参考】OLYMPUS「Voice-Trek DM-750」(公式サイト)
【会議用におすすめのICレコーダー】SONY(ソニー)「ICD-UX560F」
声を狙い録りできる「フォーカス録音」、遠くの音や小さな音をしっかり録音してくれる「Sマイク・システム」、「ノイズカットフィルター」「ワイドステレオ録音」「クリアボイス機能」「書き起こし用再生」など、機能性が充実。
急速充電も魅力で、約3分の充電で1時間録音が可能です。価格は1万1880円(ソニーストアの販売価格)。
なお、内蔵メモリが8GBの「ICD-UX565F」もラインナップ(ソニーストアの販売価格は1万4880円)。
講義/習い事/語学学習におすすめのICレコーダー/ボイスレコーダー
講義の記録におすすめのICレコーダーも、会議用とは基本的に同じ。
語学学習でICレコーダーを使う場合は、指定した部分を繰り返し再生できる「ABリピート再生」を備えた機種や、再生速度が変更できる機種を選ぶと良いでしょう。
さらに、シャドーイング再生機能を備えたレコーダーもおすすめです。
【講義におすすめのICレコーダー】OLYMPUS(オリンパス)「Voice-Trek V-863」「V-862」
臨場感のある録音が可能で、さらに録音レベルを自動調整する「ボイスチェイサー」、空調音など余計な音を拾わない「ローカットフィルター」、復習に便利な「オートインデックス」「カレンダー検索」機能、語学学習に便利な「シャドーイング」など充実の機能を搭載。
内蔵メモリが8GBの「V-863」(左)は7000円前後、4GBモデルの「V-862」(右)は6000円前後で購入可能。コスパも優れています。
【参考】OLYMPUS「Voice-Trek V-863」(公式サイト)
OLYMPUS「Voice-Trek V-862」(公式サイト)
【講義におすすめのICレコーダー】OLYMPUS(オリンパス)「Voice-Trek VP-15」
コンパクトながら高音質録音が可能なスティック型ICレコーダー「VP-15」。ペンケースやポケットに入れてさっと録音できます。
録音レベルを自動調整する機能や、ポケットの中でのこすれ音を抑える機能なども搭載。価格は6500円~8000円です。