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スマホでお月見ができる!?Googleの月観測サービス「Google Moon」の使い方

2019.05.11

古来より月は神秘的な象徴として、また宇宙や地球の謎を解き明かす手がかりとして、人類と深い関係を築いてきました。

古代ギリシアでアレクサンドロス大王が最大版図を敷いていた時代には、すでに月食から地球が球体であると推測していたといわれています。

こと日本においては月読神が月と夜の神様として知られており、また竹取物語や今昔物語集の中でも、月に関する神秘的な逸話があります。

今回はそんな月の神秘を解き明かす(かもしれない)Googleのサービス「Google Moon」を紹介します。

日本の月周回衛星「かぐや」も映像を提供したGoogle Moonとは?

2005年にGoogleが開始したサービス「Google Moon」は、衛星写真によって撮影された月の高解像度写真を閲覧することができるサービスです。ブラウザからGoogle Moonにアクセスすることも可能ですが、2009年からはGoogle Earthにおいて同様のサービスを利用することができるようになりました。NASAはもちろんのこと、日本の月周回衛星「かぐや」も月面写真を提供しています。

【参照】Google Moon ブラウザ版

Google Moonをダウンロードするには?

Google Moonの単体ソフトはありません。Google Moonを楽しむにはブラウザから閲覧するかGoogle Earthをダウンロードする必要があります。

Google Moonのスマホアプリはある?

iPhone/AndroidともにGoogle Earthのアプリは配信されていますが、残念ながら現在(2019年5月)時点では、Google Moonのスマホアプリは配信されていません。またスマホ版Google Earthでは、地球以外の星を探索することができません。

※スマホアプリ版 Google Earthでは月を探索できない

Google Moon の「3°53’18.47″s 17°34’20.73″w」とは?

ネット上で話題となっている地点「3°53’18.47″s 17°34’20.73″w」には、上図のような白い骨のような物体が観測できます。この物体の正体については様々な憶測が飛んでおり、生物の骨のほかには、宇宙人の遺跡や施設なのではないか、という憶測もあります。

※周りにも似たような白い物体が見られる

Google Moonを見るためのGoogle Earthとは?

Google Earthは2005年にサービスを開始した、バーチャル地球儀です。Google マップと似ていますが、Google Earthではビルなどの構造物のほか、山岳などを様々な角度から見ることができます。

※Google Earthで南側から見た京都タワー(上図)と北側から見た京都タワー(下図)

Google Earth Proはどこからダウンロードできる?

Google Earthのソフト版「Google Earth Pro」は下記からダウンロードすることができます。

【参照】Google Earth Pro DL版

Google Moonを楽しむにはGoogle Earth Proをダウンロード。起動すると画面上部に土星のマークがあるのでこちらをクリックしてください。クリックすると項目の中に月とあるので、こちらをクリック。ブラウザ版Google Moonと同じサービスを楽しめます。また月の他にもGoogle Earthでは地球はもちろん、星空と火星を見ることも可能です。

Google EarthはChromeでも楽しめる

Google Earthはダウンロードしなくても楽しむことができます。なおブラウザ版だとGoogle Moonなど地球以外の探索はできません。

【参照】Google Earthブラウザ版

Google Earth Proの使い方

Googleマップを普段から使っている人なら、その使用感のままにGoogle Earth Proを利用することができます。

地図の移動:画面をクリックしながら左右上下に移動
拡大縮小:マウスでスクロール。ポインタで合わせた位置にズームしていきます。
方角を変える:コントロールキーを押しながらスクロール

Google Earth Proの各レイヤ

Google Earth Proの画面左下にはレイヤがあります。チェックボックスがありますのでこちらを選択すると、世界の天気や境界線などが地図上に表示されます。

※「天気」と「境界線や地名」を表示したGoogle Earth Pro

Google Earth Proで過去にタイムスリップできる?

Google Earth Proでは写真データの残っている地域に限りますが、過去の写真地図を見ることができます。

Google Earth Proを起動し、画面上部の時計のマークをクリックすると、バー(赤枠)が表示されます。このバーをスライドさせることで、過去の地図を見ることができます。最新のデータは随時更新しているようですが、最古のデータは1930年12月の写真データとなっています。

※ワシントン・コロンビア特別区の写真
左上:1949年3月 右上:1988年4月 左下:2005年8月 右下:2018年6月

Google Earthの怖い場所

Google Earth、またはGoogleマップはGoogleが世界各国の国や地域の写真データを撮影・利用して運営しているサービスですが、データの収集(撮影)の過程において「予期せぬモノ」が写り込んでしまっているケースがあります。興味のある人は「Google Earth(またはマップ) 怖い」で検索してみてください。また自分で怖い場所は変わった場所を探してみるのも面白いかもしれません。

ただし、本当に「写ってはいけないモノ」が撮影されていた場合は、早々に地図上から削除されてしまうようです……。

Google Moon/Earth以外のGoogleのサービス

この項目ではGoogle Moon/Earth以外のGoogleのサービスを紹介します。

Google Earthのデータを使って映像が作成できる「Google Earth Studio」

Google Earth Proが世界格好の写真・立体データを閲覧し、学習を目的としたサービスなら、Google Earth Studioはそれらデータを利用して、映像データを作ることができるサービスです。

【参照】https://www.youtube.com/watch?v=K5i6tjtVDkA

Google Earth Studioの使い方

Google Earth Studioは、ニュースや研究、教育、非営利目的の使用にはおいては無料で利用することができます。利用する場合は、最初に利用の申請をし、使用権を得る必要があります。

※使用権の申請ページ↓

【参照】Google Earth Studio

なおGoogle Earth Studio を使用する際には、「Google Earth」およびサードパーティの画像プロバイダ(該当する場合)に帰属することを必ず表示する必要があります。

誰でも観測分析データが作れる「Google Earth Engine」

Google Earth Engineは、誰でも気軽に地球観測衛星の観測データを使って分析可能なオンラインプラットフォームです。データを用いて画像加工、計算・分析結果をグラフ表示することができます。観測データは常に更新され続けるので、常に最新のデータを用いることができます。

世界中を実体験できる「Google Earth VR」

【参照】Google Earth VR 

Google Earth VRはVRゴーグルを使って、Google Earthのデータを仮想体験できるサービスです。

Googleのスネークゲーム

Googleは4月1日のエイプリルフールに、40年以上前からある人気のゲームを模したブラウザゲームの提供を開始しました。下記URLから遊べるので、一度遊んでみてはいかがでしょうか。

https://snake.googlemaps.com/

取材/文 高沢タケル

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