世界169か国の平均寿命、喫煙率、肥満率、衛生設備等様々なデータを元に、ブルームバークが2019年2月に発表した「2019 Healthiest Country Index(健康な国ランキング)」
このランキングで1位に輝いた国はスペインでした。
観光地としてのイメージが強いスペイン。何故「世界で一番健康な国」になれたのでしょうか?
平均寿命世界一の国スペイン
「Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME) 」が発表したレポートによると、2040年までにスペイン人の平均年齢は、85.8歳になると予測されています。これは日本の平均年齢85.7歳を上回って、世界一位の数値となります。
2016年のレポートでスペインの平均年齢は82.9歳、世界ランキング4位だったので、著しく平均寿命が伸びたことが分かります。
なぜスぺイン人は健康なのか?
平均寿命が長く、世界で最も健康的な国「スペイン」。その理由は3つあると考えられます。
1.地中海食を取り入れた食生活
スペイン人は「世界で最もヘルシーなダイエット」と言われている「地中海食」を取り入れた食生活をしています。
野菜や果物、ナッツやオリーブがメインで、肉や魚の摂取量が少ない地中海食は、現代の早期死亡要因である肥満、高血圧、糖尿病、癌などを避ける健康的な食生活です。
スペインの有名な食文化と言えば「タパス」。スペインオムレツやマリネ、アヒージョ(オリーブオイルとニンニクで煮込んだ料理)など、野菜とオリーブオイルをたっぷり使った小皿料理を、家族や友人と時間をかけてゆっくり食べる文化がスペインには根付いています。
これこそがスペイン人が健康的である最も大きい要因と言えるでしょう。