ホンダ最新の125ccクラスのバイクから、ネイキッドで個性的な3台を紹介する。
ホンダ『CB125R』 44万8200円
スポーツバイクらしいアグレッシブさと都会にも似合う洗練されたディテールがもたらすデザイン性は、クラスを超えた高品質さ。スロットルワークにリニアに反応するエンジン、歯切れのよいエキゾーストノートを奏でるマフラーなどのパーツをできるだけ車体の中央に集めてマスを集中化。凝縮感のあるプロポーションと軽快なライディングフィールを両立している。新設計の高張力鋼スチールフレームにより、軽量化と剛性適正化を達成。
φ41mm倒立フロントフォークが路面追従性の高さとバネ下重量軽減を両立。ABSはIMU(車体姿勢推定システム)により急制動時の後輪浮き上がりなどをコントロールし、より安定したブレーキングを可能にしている。
https://www.honda.co.jp/CB125R/
ホンダ『モンキー125』 39万9600円〜
日本では1967年に初代が発売されたモンキーは、かわいらしいコンパクトなボディが最大の特徴。2017年まで販売され、50年に及ぶロングセラーとなった。最新型はそれまでの50ccから125ccに排気量をアップ。ボディサイズもやや大型化したが、ファニーなフォルムはそのまま継承している。LEDヘッドライトはロー/ハイビームをポジションランプが囲み、モダンな印象に。テールランプ&ウインカーもLEDで、新世代を感じさせる。
従来型のイメージを踏襲した丸形コンパクトな単眼デジタルメーターを採用。イグニッションをオンにするとウインクするアニメーション演出が、モンキーらしい遊びゴコロをアピール。燃料タンクは5.6Lの容量を確保する。
https://www.honda.co.jp/Monkey125/
ホンダ『クロスカブ110』 33万4800円
カブスタイルをアウトドアテイストでアレンジ。カブの特徴であるレッグシールドをあえて廃し、軽快感とアクティブさを高めている。メーターパネルにはさりげなくカモフラージュ柄があしらわれ、レトロなマフラーガードと相まって遊び心を演出。耐久性の高いエンジンは61km/Lの低燃費(60km/h定地燃費地)を達成し、行動範囲を広げる。シフトチェンジは、停車時のみロータリー式となる4段リターン式。50ccモデルもラインナップ。
LEDヘッドライトには無骨なイメージのヘッドライトガードを装備。スチール製フロントフェンダー、セミブロックタイヤなどと相まって、タフなイメージを際立たせている。積載性の高い頑丈なリヤキャリアを標準装備。
https://www.honda.co.jp/CROSSCUB/
文/木村公次郞