平成30余年の歴史が終わり、いよいよ新元号・令和元年に。今回はどのアプリが最も勢いがあるのか、2019年4月の時点で調査をしました。アプリ、ゲームアプリ別に紹介していきます。
2018年のApp Store無料アプリダウンロードランキング
最新のアプリランキングを見る前に、まずは2018年のアプリダウンロードランキングを、ざっくりとおさらいしておきましょう。なお2018年のアプリダウンロードランキングは、Appleの公式サイトから見ることができます。
【参照】Apple NEWS ROOM
2018年App Storeアプリダウンロードランキング
1位は小中高生の間で話題となったショートムービーの作成・投稿サイト「TikTok」です。2位の「LINE」は配信から8年ほどが経過しましたが、その地位は未だ健在で、スマートフォン=LINE、というデファクトスタンダードを形成しています。また、Androidスマホにプリインストールされている「Googleマップ」、「YouTube」、「Gmail」がダウンロード上位に食い込んでいるのも、App Storeならではでしょう。昨年、テレビCMやYouTubeの広告でよく見かけた「AbemaTV」、「メルカリ」、「スマートニュース」なども上位に食い込んでいます。
2018年App Store無料ゲームアプリダウンロードランキング
2018年のアプリゲームのトレンドは大きく分けて3つ。「動物」、「パズル」、「サバイバルゲーム」です。1位は任天堂の至宝「どうぶつの森 ポケットキャンプ」。2位の「荒野行動」と10位の「identity Ⅴ」は、どちらも中国の網易から配信されたサバイバルゲームです。3位と8位のディズニーツムツムなど、パズルゲームの人気が安定していたのも、2018年アプリゲームの特徴かもしれません。
App StoreのiPhone無料アプリダウンロード数ランキング~TOP3~
それでは2019年4月19日付けのApp Store無料アプリダウンロード数ランキング・TOP3を見ていきましょう。2018年はエンタメアプリ「TikTok」が見事ダウンロード数1位に輝きましたが、その人気は未だ衰えていないのか、はたまたそれにとって変わるアプリが食い込んでくるのか、注目です。
3位「そっくりさん 有名人診断」
3位は「そっくりさん 有名人診断」です。その名の通り、iPhoneのカメラで顔を撮影するとAIがあなたの顔に最も近い有名人を探してくれます。俳優やアイドル、タレントだけでなく、スポーツ選手やYouTuberなどからも検索してくれます。その精度はかなり高く、飲み会の席などで使えば盛り上がること間違いなし!? 丁度10年ほど前のガラケー全盛期の時代に「顔ちぇき!」という、同じくカメラ撮影した顔を、どの有名人に似ているか診断してくれるサービスがありましたが、モバイル端末の発展とともに、「顔診断」の精度も向上しているようです。
2位「Amazonプライム・ビデオ」
2位はストリーミング・ダウンロード再生可能なネットビデオレンタルアプリ「Amazonプライム・ビデオ」です。ドラマからアニメ、有名映画にオリジナルバラエティまで、幅広い映像作品を取り揃えています。昨年7位にランクインしていた「AbemaTV」や今話題の「Hulu」、「DAZN」など動画コンテンツの需要は、通信速度の向上と共にさらに高まっていくことが予想されます。
1位「LINE Music」
1位は「LINE Music」。「CD文化の日本においては、ストリーミング音楽は大成しない」という前評判を覆してみせたのが、LINEの運営する「LINE Music」です。提供楽曲数は5000万曲以上。LINEのプロフィール画面にお気に入りの音楽を簡単に設定できる機能や、プレイリスト機能が特徴で、LINE通知の着うたを設定することも可能です。
App StoreのiPhone無料アプリ(ゲーム以外)売上ランキング~TOP3~
次にApp StoreのiPhone無料アプリでゲーム以外のアプリ内課金、売上ランキングを見ていきましょう。こちらはダウンロードは無料ですが、アプリ内課金で売上を伸ばしたものです。
現在App Storeからは、売上ランキング(セールスランキング)を確認することができませんが、アップランクというアプリを利用すれば、App Storeの売上ランキングを確認することができます。
3位 「LINE Music」
ダウンロード数トップのLINE Musicが、売上ランキングでも3位にランクインしています。しかも、ゲームも含めた全体でのランキングでも19位と健闘しています。
2位「LINE」
2位は世界に8000万近いユーザーを抱える「LINE」です(全体10位)。LINEは従来のモバイル端末における、メッセージのやりとりには無かった「スタンプ」を開発・提供。スタンプはすっかりユーザーに定着し、LINEを利用する上では欠かせない要素の一つになっています。加えて自身の作ったスタンプを販売できる機能(クリエイターズスタンプ)の提供なども、スタンプの売上を伸ばす要因の一つでしょう。
1位「LINE MANGA」
LINE強し! 1位もLINE系列の「LINE MANGA」が売上ランキング1位となりました(全体5位)。
LINE MANGAは、オリジナル漫画50作品以上に加え、毎日1000作品以上の漫画が更新され、さらには30万以上の漫画が取り揃えられており、週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデーなどの有名誌の漫画を読むことができます。
App StoreのiPhone無料ゲームアプリダウンロード数ランキング
続いて2019年4月19日時点でのApp Store無料ゲームアプリダウンロード数ランキング・TOP3を見ていきます。2018年は「動物」「パズル」「サバイバルゲーム」といったジャンルが上位を独占しましたが、果たしてこの3ジャンルを超える新たなゲームは登場しているのでしょうか。
3位「進撃の巨人 TACTICS」
3位はシミュレーションPRG「進撃の巨人 TACTICS」です。シリーズ累計7800万部の発行部数を誇る「進撃の巨人」がスマホゲームで登場。キャラクターをフィールドに配置し、人類の存在を脅かす「巨人」を駆逐することが目的のゲームです。
2位 LINE:ディズニートイカンパニー
2位は2018年に引き続き、ディズニー系のパズルアプリ「LINE:ディズニートイカンパニー」がランクイン。1分という短い時間で手軽にプレイできることが特徴の一つで、特にディズニー好きのユーザーにとっては、お気に入りのキャラクターを集める楽しみ方もあります。
1位「ライフアフター」
1位は終末サバイバルゲーム「ライフアフター」です。プレイヤーはウイルスが蔓延した世界で、サバイバーとなって武器を手に取り、ウイルス感染したゾンビを倒していきます。単に武器を手に取って戦うだけでなく、拠点となる家屋を建設したり、生きるために食料を調達したり、サバイバルゲームですが、戦闘のみに特化していない、自由性の高いゲームとなっています。