「DIME」1989年12月21日号に掲載した「『1990年の日本』の現実」を調べてみると
1979〜84年に発売された雑誌から「10年後の未来予測」の記事をチョイス。その内容を、原文ママで下に記した。予測者には懐かしい人物も!
今も昔も、各メディアで特集されることが多い、未来予測の企画。その読みが当たっていたかどうかを1989年のこの連載で検証していた。予測が当たったもの、ハズレたもの、ハズレではないが、その段階に至っていないものなど、結果は様々だった。この予測記事からさらに約30年たった現在はどうなっているのだろうか? 過去の記事をそのまま掲載しつつ、現在の状況を確認してみた。
中でも注目したいのが「企業・職場環境」と「ライフスタイル」。今より景気が良かった1981年に〝銀行の大合併〟を予測しているのは驚きだ。また共働きが当たり前の今、「お茶くみ」という言葉を普通に使っているのにも、隔世の感がある。
一方、現在の我々の働き方は、40年前の人が想像した、時計で電話ができる「ハイパーライフスタイル」をはるかに上回る暮らしになっていることに衝撃を受ける。さらに30年後の2049年、おそらくリニア中央新幹線の品川〜大阪間が全線開業しているであろう時代、日本人の生活は、そして社会はどのようなものになっているのだろうか……。未来のダイム編集部の皆さんに、この調査の結果を引き継いで検証してもらいたい。