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モンゴメリー・クリフトの甥が描いた本人の生き様が浮かびあがるドキュメンタリー映画「Making Montgomery Clift」

2019.04.21

■連載/Londonトレンド通信

『Making Montgomery Clift(メイキング・モンゴメリー・クリフト)』は、往年のハリウッドスター、モンゴメリー・クリフトのドキュメンタリー映画だ。

 モンティーの愛称で親しまれたモンゴメリーは、その美貌で一躍ハリウッド・スターの座を射止め、『山河遥かなり』、『陽のあたる場所』などに主演、オスカー候補に名を連ね、エリザベス・テイラーやマリリン・モンローなどと浮名を流した。

 だが、交通事故を起こし、負傷した顔を手術で基に近い形にまで戻したものの、ドラッグとアルコール中毒の末、心臓発作により45歳という若さで亡くなった。事故から10年後のことだった。ハリウッド史上最も緩慢な自殺と言われもする。 

 ビューティフル・ルーザー、美しき負け犬と訳していいだろうか、などとも呼ばれ、その生涯を描いた伝記が数多く出版されている。

 それに対し、「一般に記憶されているモンティーと、家族や親しい人々に記憶されているモンティーとの間には大きな溝がある。その溝に、苛立ちと苦痛を感じる」とコメントするのは、モンティーの甥、ロバート・クリフトだ。モンティーが亡くなった後に生まれたロバートには、幼い頃、その溝が理解できなかった。

 そして、大人になったロバートは、妻であるヒラリー・デモンと共同監督兼プロデューサーを務め、このドキュメンタリー映画を作り上げた。それは「当時の感覚に戻って、物語の陰の物語を深く掘り下げる機会」になったという。

 それを可能にしたのがロバートの父、モンティーの兄にあたるブルックス・クリフトによる記録だ。戦時中は情報を集める仕事を担当していたという職業的な習い性なのか、ありとあらゆるデータ、弟と自分の電話での会話まで残している。

 豊富なデータと、親しい人々が語る思い出の中にあるのは、よりリラックスしたモンティーの姿だ。

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