「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感を持っていただくために、「素材の選択」「工程の見直し」「包装の簡略化」の3つの原則を基本としている無印良品。そう掲げる通り、シンプルで実用的な製品たくさん販売されています。ここでは、無印良品が販売している2種類のコーヒーメーカーをご紹介します。
シンプルな2種類のコーヒーメーカーを販売する無印
無印が販売しているコーヒーメーカーは粉コーヒー対応のドリップ式と豆から挽ける全自動のコーヒーメーカーの2種類です。コーヒーメーカーを試してみたい方は粉コーヒーに対応したモノを、本格的に豆から淹れたい方はミルが内蔵されたモノがおすすめです。
メッシュフィルター搭載で紙フィルター要らず! 無印のコーヒーメーカー
無印良品 コーヒーメーカーMJ-SCM1
高さ19.6cm×幅9.1cm×奥行18.5cmで幅を小さく設計されているので、省スペースに置くことができます。カセットタンクとフィルターホルダーが一体型なので、取り外して水と粉を入れることができ、水洗いも簡単です。計量スプーンとダブルウォールグラスが付属していて、アイスコーヒーを作ることも可能です。1杯のコーヒーを手軽に淹れることができるコーヒーメーカーです。
コーヒードームを崩さない無印のタイマー付きコーヒーメーカー
無印良品 豆から挽けるコーヒーメーカーMJ-CM1
1杯〜3杯(150ml〜450ml)のコーヒーを一度に淹れられる、高さ34.3cm×幅14.5cm×奥行28.5cmの全自動コーヒーメーカーです。並行に並んだ固定刃と回転刃が、低速で摩擦熱を少なく挽くことで、豆の大きさを均一に挽けるフラットカッターミルを搭載しています。豆挽きのサイズは粗挽きから細挽きまで5段階から選べます。(豆を挽くだけ、粉から淹れることも可能)豆本来の香りを引き出すために最適な「87℃」になるように、ヒーターとセンサーで温度管理をし、抽出後は20分間の保温機能があります。6つの穴から斜めに熱湯をシャワードリップすることで、蒸らし作業で膨らんだコーヒードームの壁を崩さないよう抽出してくれます。また、設定した時間にコーヒーを淹れてくれるタイマー機能を使用すれば、コーヒーの香りとともに目覚めることができるのが魅力的です。
無印が販売している4種類のオーガニックコーヒー豆
無印はオーガニックコーヒー豆をオリジナルブレンド/ダーク/カフェインレス/ラテ用ブレンドの4種類販売しています。
○オリジナルブレンドは中煎りで、まろやかな香りとすっきりとした後味が特徴的なマイルドテイストになっています。
○ダークは深煎りで、深いコクと苦味が特徴的な香ばしい味わいです。
○カフェインレスはコクと酸味のある深煎りで、カフェインを97%カットしています。
○ラテ用ブレンドは極深煎りなので、ミルクを入れてカフェ・ラテ用にブレンドされた豆です。
4種類のコーヒーは全て200g入りで各490円(税込)です。
水洗いか洗剤使用かに注意!無印のコーヒーメーカーのお手入れ方法
お手入れの部品によって水洗い可能か、洗剤を使うのか違ってきます。間違った掃除方法は故障の原因にもなるので、取扱説明書に書いてあることを参考に、お手入れを行ってください。ここでは、豆から挽けるコーヒーメーカーMJ-CM1のお手入れ方法をご紹介します。
ミル固定部に付着した粉を掃除する場合
1.ミル着脱ボタンを押しながら上に引き抜き、本体からミルを外します。
2.バスケットを左側に開ききり、上に押し上げた後、ななめ下に引き抜きます。
3.ON/OFFボタンを押した後、ミルボタンを押しミルシャッターを開けます。
4.付属品のお手入れブラシでミル固定部の粉をミルシャッターの穴から下に落としてください。
水洗いは絶対にダメ!ミルのお手入れ方法
ミル着脱ボタンを押しながら上に引き抜き、本体から外し、ミルカバーを回してミルを開け、お手入れブラシでミル内部の粉をおとしてください。
“ミルは絶対に水洗いしないでください。”
クエン酸を使って湯沸かし容器の汚れ落とし
内側が汚れた時は、計量スプーン2杯のクエン酸と熱湯を湯沸し、容器にいれて約12時間放置した後、ぬるま湯でよく洗ってください。台所用中性洗剤を使用する場合は、洗剤が残らないように乾いた布でしっかり拭き取ってください。また、接続端子部は乾いた布で拭くだけにしてください。
ガラス容器・ふた、ドリッパー計量カップは変形、割れに注意
水かぬるま湯に台所用中性洗剤を入れ、やわらかいスポンジで洗い、洗剤分が残らないようによくすすいでください。(食器洗い乾燥器や食器乾燥器を使わないでください)
無印のコーヒーメーカーが故障した場合
豆から挽けるコーヒーメーカーMJ-CM1は、液晶部が搭載されているので、不具合があった場合はエラーコードが表示されるため、故障かも? と思った時は液晶部を見ることで解決に繋がりやすいです。ここでは、エラーコードが表示された時の対策法をご紹介します。
無印の豆から挽けるコーヒーメーカーのエラーコードE01/E02/E03/E05
E01:ドリッパーがバスケットにセットされていない可能性、バスケットがしっかり閉じていない可能性があります。正しくセットすることで直ります。
E02:ミルが固定されていない場合があります。しっかり固定することで解決します。
E03:湯沸し容器に水が入っていない可能性があります。注水してください。
E05:湯沸し容器がセットされていない場合があります。正しくしっかりセットしてください。
E11/その他のエラーコード
E11:動作中に停電やブレーカーが落ち、電源の給電が停止している可能性があります。最初からセットし直すことで、解決します。
その他のエラーコード:お買い上げの販売店または良品計画お客様室か、ツインバード工業お客様サービス係にお問い合わせすることをおすすめします。
ミルやコーヒー豆を挽く時のトラブルには
ミルやコーヒー豆を挽く時に異常がある場合は、ミルシャッター穴にコーヒー粉がつまったり、ミル内部に異物がある可能性があります。本体とミルのお手入れをすることで解決に繋がることがあります。豆が詰まっている場合は、ミルを動作させながら、挽き目ダイヤルを荒挽きにし、豆を挽く音が無くなるまで動作させる方法もあります。
無印のほかに豆から挽けるコーヒーメーカーのおすすめ
無印良品のほかにも豆から挽けるコーヒーメーカーが販売されています。様々な特徴があり、それぞれ違う機能が搭載されているのでご紹介します。
カフェインレスもコクのある仕上がりに、パナソニックのコーヒーメーカー
Panasonic 沸騰浄水コーヒーメーカーNC-A57
豆を挽くところからドリップ、さらにミルの自動洗浄まで全自動で行ってくれるパナソニックのコーヒーメーカーです。沸騰浄水を活性炭フィルターに通すことで、カルキを約90%カットし、粗挽き/中細挽きとマイルド/リッチの組合わせを変えることで4通りの味を楽しめます。物足りなさを感じがちなデカフェ豆(カフェインレスコーヒー豆)を蒸らしと抽出プログラムを変更することで、コクのあるコーヒーに仕上げてくれる「デカフェ豆コース」が搭載されています。また、マイコン制御により、保温開始から30分後に自動で温度を低くし、煮詰まりを軽減してくれる機能が付いています。
ツインバードのコーヒーメーカーはミルが着脱式でお手入れが簡単
ツインバード工業 全自動コーヒーメーカーCM-D457B
摩擦熱を抑える低速臼式フラットミルを採用し、自動の蒸らし機能と6か所から内側に向けて斜めにお湯を注ぐシャワードリップでハンドドリップの味を再現しています。ミルは粗/中/細の3段階で調整でき、83℃抽出と90℃抽出を選ぶことで、自分の好みに合ったコーヒーに仕上げることが可能です。一度に3杯(450ml)のコーヒーを抽出でき、杯数に合わせて蒸らし湯量を調節できます。また、ミルが脱着式なので、お手入れが簡単なのも魅力の1つです。
タイマーと自動計量機能でボタン1つで抽出、シロカのコーヒーメーカー
siroca コーン式全自動コーヒーメーカーSC-C121
タイマー予約機能とコーヒー豆の杯数毎自動計量機能が搭載されているので、お好みの時間に飲みたい杯数を抽出できます(最大4杯)。摩擦熱が少なく、粒度を一定に挽くことができるコーン式ミルを採用し、粗挽きから細挽きまで無段階で調節でき、自分に合った粒度を見つけることができます。本体に保温機能がないので、抽出したコーヒーが冷めにくい真空二重ステンレスサーバーが付属しています。
無印のコーヒーメーカーは他のメーカーと比べると種類は少ないですが、シンプルに2つのコーヒーメーカーに絞ることで、性能の違いがわかりやすく選びやすくなっています。種類が多いと迷ってしまう方には、無印のコーヒーメーカーのどちらかを選んでみるのも良いと思います。
文/Sora
※データは2019年3月末時点での編集部調べ。
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