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結婚式の費用を親に援助してもらうのはアリか?ナシか?

2019.04.10

多大なお金がかかる結婚式。「できれば親に援助してもらいたい……」と思うカップルも多いはず。結婚式を挙げているカップルのうち、どれくらいが援助を受けているのか。また、援助額の平均はいくらぐらいなのか。親しい人にはなかなか聞きづらいところですよね。

そこでこの記事では、親からの援助額の平均や、援助を頼む上で大切にしたいことを紹介します。

結婚式費用を親に出してもらうのは一般的?

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、挙式/披露宴・披露パーティ費を親・親族に援助してもらったというカップルは70.7%。多くのカップルが援助を受けているようです。

ただし、親からの援助額はご両家の経済状況や、ご両親の考え方によって左右されます。

【参考】「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」

結婚式費用を親が出す理由

親が結婚式費用を援助する理由は、やはり「人生の大切なイベントを満足いくものにしてほしい」という点にあると思います。子供の晴れ姿は、親御さんにとっても何よりの楽しみなのですね。

また、地域や家ごとの習慣によっては「結婚式は親が主催するもの」と考えていることも。親名義で結婚式の招待状を出すようなケースは、このような習慣によるものです。

「もらって当然」ではない! 結婚式費用を親が出さない場合も

もちろん、親からの援助がない場合もありますので、「援助してもらって当然」と思うのは禁物です。

経済的な事情や、「子供はすでに自立しているから」と、2人の力で結婚式費用を賄ってほしいと望む親御さんもいたり、援助を出さない理由は様々です。

逆に「親に頼りたくない」と、新郎新婦側から援助を断ることもあります。

結婚式費用を援助してほしい! 親の負担はどれくらい?

親御さんから援助してもらえることになったものの、どれくらいお願いして良いのか、判断が難しいと思います。ケースバイケースではありますが、全国平均はひとつの指標になるでしょう。

結婚式費用を親が援助する場合の平均額

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、親からの結婚式費用の援助総額の平均は174.5万円。挙式/披露宴・披露パーティの総額は平均357.5万円なので、結婚式費用の約半分弱を親が援助していることになります。

【参考】「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」

結婚式費用を親が援助する場合の両家の割合は?

援助の割合は「両家で折半」「参列する親族の人数比に応じて」など、人それぞれ。また、「新婦のドレス分を親が全額負担する」など、項目で決めることもあるようです。

もちろん、新郎側/新婦側どちらか一方のみが援助することも少なからずあります。

援助額についてですが「両家の援助額を平等にしたい」「既婚の兄弟(姉妹)と同額にしたい」といったように、ご両親の意向もあると思います。

両家の意見がすれ違わないよう、新郎新婦がそれぞれ自分の親に確認することが大切です。

親からもらう結婚式費用の援助に贈与税はかかる?

贈与税とは個人から財産をもらったときにかかる税金。結婚式費用の援助は額が大きいため、贈与税がかかってしまわないか心配なところです。

しかし、「一人の人が1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。したがって、1年間にもらった財産の合計額が110万円以下なら贈与税はかかりません」(国税庁のサイトより引用)とのこと。

また、110万円を超える場合でも、贈与税がかからない場合が多いです。というのも、以下のように社会通念上相当と見なされれば課税の対象外となるからです。

「個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物又は見舞い等のための金品で、法律上贈与に該当するものであっても、社交上の必要によるもので贈与者と受贈者との関係等に照らして社会通念上相当と認められるものについては、贈与税を課税しないことに取り扱うものとする。(昭50直資2-257改正、平15課資2-1改正)」(国税庁のサイトより引用)。

税金が関わってくる話ですので、心配な方は国税庁のホームページを確認しましょう。

【参考】「法令解釈通達 第2節 贈与税 第21条の2 《贈与税の課税価格》関係」(国税庁)

父母などから結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度のあらまし(国税庁)

結婚式費用を援助してほしい! 親への頼み方と心構え

親からの援助は当たり前のものではありません。そのことを念頭に置いて、結婚式を良いものにしたいという2人の想いをご両親に伝えてお願いするようにしましょう。

あるいは「借りる」という形を取って、一時的な援助をお願いするという方法も良いかと思います。

特に難しいケースが、新郎側/新婦側のご両親の意向が異なっている時。

例えば一方が「援助したい」と考え、一方が「結婚式費用は2人で賄うべき」と考えている場合など、考えが真逆の場合は歩み寄りが必要です。

上記のケースの場合は、援助金の名目を結婚式費用ではなく「結婚生活の準備に充てるため」と用途を変えてみたり、「子供の幸せを願う親の気持ちを理解してほしい」と、援助する親の面目を立ててもらうよう説得してみると良いと思います。

また、どのような事例/事情があっても、嘘やごまかしは絶対にやめましょう。
ばれてしまった時に関係が悪くなるリスクもありますし、何より、晴れ晴れとした気持ちで当日を迎えることができなくなってしまいます。

結婚式で親がご祝儀を渡すことはある?

結婚式費用を援助する場合、親がご祝儀を渡すことはあまりないようです。

ただし、新郎新婦が援助を断った場合は「今後の結婚生活のために使ってほしい」とご祝儀を渡すことも。

前述したような援助金に対して両家の考え方が異なる場合、「ご祝儀として渡す」というのも解決策のひとつとしてアリだと思います。

援助金は使い道に注意

親からご祝儀をもらう場合や、結婚式後に援助金を受け取る場合、使い道には注意しましょう。

親御さんの意向と違う使い方をしてしまった場合、トラブルになりうる可能性があるからです。援助金の使い道について話しておくとベストです。

援助の有無にかかわらず、子供の幸せを願う気持ちはどこのご家庭も同じはず。育ててくれた恩、そして感謝の気持ちを忘れずに、結婚式当日を迎えましょう。

文/bommiy

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