スマホとしての性能はハイエンドクラスで使い勝手に問題なし
スマホとしての性能を確認しておきましょう。以下の表にFINNYと、ハイエンドスマホの例として「Xperia XZ3」(ソニーモバイルコミュニケーションズ)とのスペック比較をまとめました。
スペックを見る限りXperia XZ3と遜色ありません。カメラ性能が若干劣っていますが、実用には問題ないでしょう。SIRIN LABの公式ページ(https://sirinlabs.com/)にて999米ドル(約11万円)で販売されていますので、Xperia XZ3の価格約12万円と、価格面でもハイエンドスマホと肩を並べる程度です。
指紋認証機能は本体背面、メインカメラの下部に具備されています。
まとめ
ブロックチェーンスマホの目玉機能はやはりコールドウォレットです。暗号資産に対する利便性と堅牢性を兼ね備えたFINNYは、まさに暗号資産管理にうってつけといえるでしょう。独自OSであるSIRIN OSは、オープンソースとして誰でも入手できますから、様々なメーカーが今後製造するであろうブロックチェーンスマホにもSIRIN OSが使われるかもしれません。
取材・文/久我吉史 撮影/ANZ