リコーからどこでも印字できるハンディサイズのプリンター「RICOH Handy Printer」が登場した。製造業や小売業、物流業など、さまざまな現場で活用できる新感覚プリンターだ。
プリンター「RICOH Handy Printer」
同製品は、「印刷で新しい価値を生み出す」をコンセプトに開発したもので、通常のカット紙はもちろん、不定形サイズの用紙や段ボールなどの立体物、水引のついたのし紙など、プリンターに通らない、もしくは通しにくい紙にも印字することができる。
本体重量約300gと小型化・軽量化を実現したほか、連続で2時間駆動できるバッテリーを採用。インクジェットヘッドが搭載された本体底部のインク吐出面を印刷媒体に置き、本体上部の印字スタートボタンを押しながらプリンターを水平にスライドさせることで、いつでもどこでも印刷できる。
「RICOH Handy Printer」活用シーン例
製造業:製造部品の札に納品日などを印刷
製造部品を納める際の針金付きの荷札など、プリンターに通らない用紙への印字を「RICOH Handy Printer」で印刷することができる。桁数の多い部番を手書きで荷札に記載する作業が誰でも簡単にできるようになり、業務効率を向上し記載ミスを削減。
製造業:ラベル紙への印字の代替や補完
段ボールなどに直接印字できるため、倉庫での検品に用いるラベル紙の代替や補完として使える。バーコードが貼付されていない荷物の入庫検品で、システムからラベル紙を印刷して荷物まで持っていって貼るという作業を繰り返す必要がなく、その場でバーコード印字できるため作業負荷を軽減。
小売業:のし袋やはがき、封筒への印刷
横書きはもちろん縦書きにも対応しており、のし袋やはがき、封筒などに簡単に印刷できる。特殊紙や短冊といった不定形サイズの用紙設定作業が不要なほか、手書き時と比べても書き損じを減らすことができるほか、誰でも印刷することができるため業務の効率を向上。
小売業:商品タグに画像やバーコード、QRコードを印刷
画像データが印刷可能なため、簡単なイラスト印刷や、商品タグのような小さい紙にバーコードやQRコードの印刷が行える。データは可変で作れるため、季節やキャンペーンなどに合わせた細かな更新も可能に。
構成/ino