■連載/カーツさとうの最強サウナ熱伝
江戸川橋に、いい銭湯サウナがあるという話は、サウナ師匠たちから何度も聞いていた。気になってはいた。
そしたら先日、江戸川橋に用事ができ、おまけにその用事の2〜3時間前からまったく予定なしのフリー状態!! こりゃもう行かない理由が見つからないってんで、いってまいりました、江戸川橋の銭湯『Tの湯(仮名)』!!
見た目は、若干の年季を感じさせる普通のマンション銭湯。サウナ混み料金900円を払うと、フロントのご主人が、サウナ料金に含まれるバスタオルを渡してくれながら、
「ウチのサウナ入ったことある?」
と聞いてくる。正直に「いや初めてで」と応えれば、
「ウチのサウナはこの裏ににあるから!」
と、オレから見て向かって左側を指さした。その時は、その意味がよくわからなかったんだけど、更衣室にいって納得した。
ちょっとサウナ室の場所が変則的な場所にあるのだ。普通、銭湯のサウナ室っていったら、浴室の手前側の片隅にあったりするものだけど、それが更衣室の横にあるのね。で、更衣室からも直接入ることができる。
その、ちょっと変わったサウナ室の位置が、ご主人のちょうど向かって左手奥だったのだ。
で、このサウナ室。更衣室からも直接入れるんだけど、浴室との間に渡り廊下みたいな感じの部分があって、浴室から足の裏が濡れたままでも行き来できるようになってるのね。その渡り廊下みたいな部分は、もろ更衣室の横なんだけど、その渡り廊下にはサウナ上がりに休憩できるようなソファーも置いてあれば、サウナ料金を払うと貸し出してくれるバスタオルを引っかけられるフックも並んでくという、至れり尽くせりの優しさ設計!!
服を脱ぎながら、その優しさ設計の全貌を見ただけで、サウナに入る前からこの銭湯はやるに「違いない!」ってことを確信する。
一度浴室に行って体をよく流し、例の渡り廊下を伝いつつサウナ室へと向かう。
その途中で、すでに浴室行く前にフックに引っかけといたバスタオルで体を拭くという、優しさ設計の素晴らしさを享受した行動をしつつ、サウナ室に行くと、なんとサウナ室のドアの前には、今までのサウナ常識を覆すモノがドンと置かれていたのだった!!