忙しい毎日で、バランスの良い食事を摂取することは容易ではない。そこで役立つのが、野菜ジュース。濃縮された野菜を摂取することで、食事ではまかないきれない栄養を補えるのが魅力だ。
本記事では、はじめに「野菜ジュースの選び方」を解説した上で、おすすめの野菜ジュースを紹介する。味はもちろん、自分が足りていないと感じる栄養素を補える野菜ジュースを見つけてみよう。
【目次】
野菜ジュースの選び方
野菜ジュースは、「含まれている野菜・栄養素」「飲みやすさ」に注目して選ぶのが良い。おすすめ商品を紹介する前に、野菜ジュース選びのポイントをチェックしてみよう。
栄養素別で選ぶ
まずは、野菜ジュースに含まれる栄養成分について、基本的な部分を学んでおこう。
■リコピン
トマトやスイカに含まれるリコピンは、抗酸化作用が高いことで知られている。「カロテノイド」のひとつ。また、リコピンは朝に摂取するのが効果的とも言われる。
■βカロテン
にんじんなどの緑黄色野菜に多くに含まれており、必要な量だけビタミンAに変換されるのが特徴。皮膚・粘膜の健康維持には欠かせない栄養素だ。
■食物繊維
ペクチンなど果物に含まれる水溶性食物繊維と、セルロースのように水に溶けない不溶性食物繊維に分かれている。食物繊維は、便の量を増やし便秘を予防する効果に期待されている。
■ビタミンやミネラル
【ビタミン】
ビタミンE:体内の脂質の老化を避ける
ビタミンK:骨の形成を促す
【ミネラル】
カリウム:細胞の浸透圧を維持調整する
マグネシウム:歯や骨の形成に必要な栄養素
鉄分:造血作用、貧血予防
添加物・食塩の有無で選ぶ
野菜ジュースには、添加物や食塩が使用されているものがある。
栄養を補うために野菜ジュースを飲んでいても、添加物・食塩の摂取しすぎになると、生活習慣病を招くリスクを招きかねない。「毎日飲みたい」という方は、添加物・食塩・糖質などにも目も向けてみよう。
飲みやすさ(果汁が含まれているか)で選ぶ
■果物・果汁ミックス
「野菜っぽい味が苦手」という方は、果汁ミックス・果物を使用した野菜ジュースを試してみよう。果物の味が強く、野菜の味を感じにくいので野菜が苦手な方でも飲みやすい。
一方で、果物・果汁が配合されているものは糖分が多く含まれている場合もあるため、飲む頻度には注意が必要だ。
■野菜のみ
反対に「野菜の旨みを味わいたい」という方は、野菜のみを使用した野菜ジュースがおすすめ。
野菜の栄養素を摂取しやすい。粉タイプのものからジュースタイプのものまで、その種類はさまざまだ。食塩・砂糖が無添加のタイプもある。
飲む頻度やコスパで選ぶ
■缶タイプ
缶タイプの野菜ジュースは、賞味期限が長いのが特徴。商品にもよるが、およそ2〜3年ほど保存できるものも多い。自動販売機でも購入できるため、気になった時に摂取しやすいのもメリット。
■紙パック
紙パックの野菜ジュースは、鮮度が高いまま飲めるのがメリット。サイズもちょうどよく、飲み切りやすい。コンビニなどでも買いやすく、お弁当のお供に購入する人も多い。
■ペットボトル
ペットボトルの野菜ジュースは、「コスパの良さ」が最大のメリット。また、冷蔵庫でも保存しやすく家族でシェアしてのみのにも適している。
栄養を補うのにおすすめの野菜ジュース
ここでは、栄養を補うのにおすすめの野菜ジュースを紹介する。野菜の1日における推奨摂取量は350g。野菜ジュースだけに頼るのではなく、食事にも気を配りながら上手に野菜ジュースを活用しよう。
KAGOME つぶより野菜
KAGOMEのつぶより野菜は、通販で買える野菜ジュース。1日に必要とされる350g分の野菜が濃縮されている。「にんじん繊維分」を加えることで、ジューサーで絞ったような食感を実現。使用しているのは、カゴメが厳選した国産野菜という点も嬉しい。にんじん・トマト・セロリ・プチヴェール・レタス・ほうれん草を使用。
出典 公式サイト|KAGOME つぶより野菜
Oisix vegeel
Oisixのvegeelは、砂糖・食塩合成保存料を一切使用していない野菜ジュース。1本(125ml)あたり300gの野菜を使用している。スムージーのようなあらごし食感で、「野菜の濃さ」を実感できる1本。
生食用と比べ、およそ2〜3倍のリコピンを含むトマトを使用しているのも嬉しい。
出典 公式サイト|Oisix vegeel
セブンプレミアム グリーンスムージー 190g
セブンプレミアムのグリーンスムージーは、コンビニで買える野菜ジュース。およそ1/2分の野菜(175g)が使われており、砂糖・甘味料・増粘剤は不使用。1本で「レタス1個分の食物繊維」を含み、野菜の食感も楽しめるのも魅力。
出典 公式サイト|セブンプレミアム グリーンスムージー 190g
伊藤園 1日分の野菜
伊藤園の1日分の野菜は、コンビニやスーパーでも買いやすい野菜ジュース。野菜の推奨摂取量とされる350g分の野菜を使用している。
伊藤園独自の「ナチュラルスイート製法」により、甘みのある味わいを実現。毎日でも続けやすい。料理に使うのもおすすめ。
出典 公式サイト|伊藤園 1日分の野菜
糖質が気になる方におすすめの野菜ジュース
ここでは、糖質が気になる方におすすめの野菜ジュースを紹介する。野菜だけで作られているものは、野菜本来の旨味を感じやすいのが魅力でもある。自分が飲みやすいと感じる野菜ジュースを見つけてみよう。
カゴメ 野菜ジュース糖質オフ
カゴメの野菜ジュース糖質オフは、糖質が気になる人でも安心して飲める野菜ジュース。白菜などの葉野菜を中心に使用し、糖質を抑えている。
食塩・砂糖・保存料は無添加。食物繊維も豊富だが、カロリーは低い。
出典 公式サイト|カゴメ 野菜ジュース糖質オフ
伊藤園 毎日1杯の青汁無糖
伊藤園の毎日1杯の青汁無糖は、果汁・糖類を使用しない野菜ジュース。素材本来の味わいを楽しめる。大麦若葉などの国産青汁原料を、独自の「超微粉砕」している。
牛乳・豆乳などに混ぜて飲むのもおすすめ。コップ一杯(180ml)あたりの糖質は、0.0g。
出典 公式サイト|伊藤園 毎日1杯の青汁無糖
大正製薬 ヘルスマネージ 大麦若葉青汁 キトサン
大正製薬のヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンは、粉を溶かして飲むタイプの野菜ジュース。1袋(3g)を100mlほどの冷水・お湯に溶かして摂取する。
「トクホの青汁」でもあり、血清コレステロール・LDL(悪玉)コレステロールを低下させる働きのある「キトサン」を配合している。通販で購入可能。
出典 公式サイト|大正製薬 ヘルスマネージ 大麦若葉青汁 キトサン
KIRIN 小岩井 無添加野菜 31種の野菜100%
KIRINの小岩井無添加野菜31種の野菜100%は、香料・砂糖・食塩不使用の野菜ジュース。製品100gあたりの糖質は4.5gほど。
野菜の旨味を感じることができるのも魅力。190g入りの缶サイズも販売されている。
出典 公式サイト|KIRIN 小岩井 無添加野菜 31種の野菜100%
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/oki