プロの現場にも欠かせない! 音楽の仕事で活躍するミキサー
昨今はアマチュアでもミキサーを簡単に扱えるようになったが、そもそもミキサーは音楽のプロがクオリティを上げるために使われているもの。
【参考】合計24トラックの同時録音に対応したTESCAMのライブレコーディングミキサー「Model 24」
音響機器のミキサーとはどんなことをするのか
専門のオペレーター職があるように、ミキサーは音響において重要な役割を担う。プロ仕様のものは単に音を混ぜるだけでなく、音を加工するなどあらゆる機能が搭載され、サウンドの色付けをおこなっている。
仕事で使われているミキサーと音楽ソフト
プロ仕様のモデルはミキサーそのものにエフェクターなどの機能があり、フィルターやチャンネル数も多い。価格も高額で扱いも難しく、初心者にはおすすめできない。一方、ミキシングソフトは「MixPad」を始め、初心者でも手頃に扱えるプロ仕様のものがある。
PAミキサーのメーカーで有名なのはYAMAHAとBEHRINGER
ライブなどの音響を扱う仕事はPAと呼ばれ、そこで使われるミキサーを「PAミキサー」と呼ぶことも多い。PAミキサーのメーカーはYAMAHA(ヤマハ)やBEHRINGER(ベリンガー)が有名で、どちらも初心者モデルからプロ仕様のものまで発売している。
【参考】PAで使われるミキサーとは(Yamaha公式サイト)
音楽ソフトやアプリでおすすめのミキサー
音質を補正するためのイコライザー機能や、取り込んだ音を編集するソフトのことをミキサーと呼ぶこともある。ここからは、音源を編集・音源の質を高めるソフトやアプリを紹介しよう。
音楽ソフトにも存在する、音の加工が目的のミキサー
PCで使えるミキシングソフトでおすすめなのは「MixPad」だ。プロも使う本格仕様でありながら、初心者でも扱いやすく、簡単に多重録音、音声の加工などができる。
【参考】MixPad(公式サイト)
ミキサー機能付き音楽アプリからスマホ用小型ミキサーまで
スマホの場合、ミキサー機能付きオーディオプレイヤーアプリというものがある。DJのように複数の音楽を混ぜたり、スマホに入っている音楽の音質を好きなように変更できたりするものだ。
ほかにも、スマホ上から本格的にミキシングできるアプリも登場している。さらにRoland(ローランド)からは、スマホに接続できるハードウェア型の小型ミキサーも発売され、スマホでも十分なDTM操作やネット配信が可能だ。
ミキサーは安いものから用途に合わせて選ぼう
ミキサーもミキシングソフトも初心者なら数千円のモデルや、無料で使えるソフトから試すことをおすすめしたい。そして、PC配信のために必要ならミキサー機能付きオーディオインターフェースにするなど、用途をしっかり考えて購入しよう。
厳密にはミキサーではないアプリなども、まとめてミキサーと呼ばれることが多い。そのため、初心者は本当に必要なものを見つけにくいこともある。この記事を参考に、まずは自分に必要なミキサーがどんなものなのかをしっかり把握しよう。
文・撮影(一部)/ねこリセット
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