【男前プロジェクト2019】忙しい朝もすばやくケア!「衣類スチーマー」で始める〝カンタン家事シェア〟
厚生労働省「厚生労働白書」や総務省「労働力調査(詳細集計)」などによれば、2018年における国内の共働き世帯は約1219万世帯。これに対して専業主婦世帯は600万世帯と、両者の差は倍以上となっている。
これが1980年当時では、共働き世帯が614万、専業主婦世帯が1114万と、ほぼ現在と逆の状況だった。その後、1997年に共働き世帯が949万、専業主婦世帯が921万と両者の世帯数は逆転。その差は開き続け、現在に至っている。
独立行政法人労働政策研究・研修機構「専業主婦世帯と共働き世帯」より
一方、内閣府「男女共同参画白書(概要版)平成30年版」の統計では、平成28年における6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連に費やす時間(1日当たり)は83分。これはアメリカ190分、イギリス166分、フランス150分などと比較して、かなり低い水準だと言えるだろう。
そこで近年、共働き世帯を語る上でキーワードとなっているのが「家事シェア」。これは単に夫婦間で家事を分担するのではなく、毎日の負担になりがちな掃除や洗濯といった家事を家電に任せて、ゆとりの時間を作るという点が特徴。その代表的な家電が、食器洗い乾燥機、ななめドラム洗濯乾燥機、ロボット掃除機となるが、今回メンズビューティーでは、パナソニックから4月20日に発売される新型「衣類スチーマー」に注目した。
アイロン台不要で、衣類をハンガーにかけたまま、素早くシワとりができる「衣類スチーマー」は、忙しい朝に最適な身だしなみアイテムのひとつだからだ。今回の新製品では、立ち上がり時間約24秒や、どの向きでもスチーム噴射が可能な「360 °スチーム」などの従来機能は継承しながら、タンク容量を約2倍の100mlに増量。約8分間の連続使用が可能になった。
そしてシワとりに加え、「衣類スチーマー」のもう一つの特徴である脱臭効果も進化。タバコ臭や汗臭などに加え、新たにペット臭と生乾き臭への効果が実証されたという。
というわけで「衣類スチーマー」を共働き世帯に持ち込み、実際に試していただくことにした。向かった先は、共に都心のオフィスに通う新婚カップルの加藤敦さん(29歳)・美希さん(25歳)夫妻宅。
毎朝、朝食の準備に続き、2人分の弁当を作る美希さんを見て、「その日着ていくシャツのシワが気になっても、『アイロンかけて』とは頼めないですよね」と敦さん。そこで、手軽にシワとりができる「衣類スチーマー」は以前から店頭でチェックしていたという。
「衣類スチーマー」は、そんな加藤家の朝をどのように変えたのか。詳細は動画をチェックしていただきたい。
◎動画はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=I11Oh2-AiXo&feature=youtu.be
ここからは新型「衣類スチーマー NI-FS750」の機能についておさらいしておこう。
パナソニック
「衣類スチーマー NI-FS750」
本体サイズ/約幅80×高さ13o×長さ160mm、約740g
スチーム量/平均約11g/分
注水量/約100mL
スチーム噴出時間/連続約8分
アイロン面/フラット(セラミックコートベース)
消費電力/950W
本体カラー/-PN(ピンクゴールド)、-S(シルバー調)
オープン価格
◎4月20日発売
まず今回の新モデルで改善されたのがタンク容量。従来モデルの約2倍となる約100mlを確保して、約8分の連続スチームを実現した。ただし、タンク容量が倍になったとはいえ、本体サイズをわずか約6%アップに抑えていることもポイントだ。
タンク容量の増量に関しては、本体内部のポンプや電源部品を再配置することで設置スペースを確保。さらに、約100mlの水が入った状態でも腕への負担を抑えるため、本体の形状が大幅に見直された。具体的には本体高さを約20mm低くしたほか(※)、重心の位置を本体の中心に近づけ低重心化。これにより使用時のバランスが改善され、より使いやすくなったという。
※同社従来品2018年発売NI-FS540(本体高さ約150mm)と新製品NI-FS750(本体高さ約130mm)の差
衣類スチーマーはシワを伸ばすだけでなく、衣類の繊維に付着したニオイ粒子を熱とスチームの勢いで繊維の外に除去する脱臭機能も備える。NI-FS750では、新たに衣類に付着した「生乾き臭」と「ペット臭」の脱臭効果を実証。その結果、従来のタバコ臭・飲食臭・汗臭・防虫剤臭・加齢臭と併せて7つのニオイに対応できるようになった。さらに衣類の除菌・アレル物質対策にも有効だ。(注)
脱臭機能について敦さんは、「ジャケットなど手軽に洗えない衣類もを脱臭ケアできるのはうれしいですね。ウチは共働きなので部屋干しする場合もあり、そんな時は生乾き臭ケアが活躍しそう」と話す。
その他のうれしい特徴としては、立ち上がり時間が約24秒なので、忙しい朝でも衣類をハンガーにかけたまま、気になるシワを手軽にケアできる。
どの向きでも安定してスチームを噴射する「360 °スチーム」機能も装備(※)。袖口や襟周り、ボタン周りなど様々な向きで、また右手でも左手でも使える。
※ハンガーにかけた衣類に平行に向けた場合
また、パワフルスチームの約3倍のスチーム量を約3秒間噴射する「瞬間3倍パワフルスチーム」も搭載。さらに強力なシワとり&脱臭が可能だ。
使い方は、まずワイシャツやジャケットをハンガーにかけ、裾を軽く引っぱることで、生地をなるべくフラットにする。スチーマーはかけ面が軽く生地に触れる程度に近づけ、ゆっくりスチームをあてていく。その仕上がりは上の写真のとおり。向かって左側が使用後、右が使用前と、その違いは歴然だ(※)。
「予想していた以上にパワフルなスチームで簡単にシワがとれました。これなら、アイロンを使い慣れない男性でも簡単に使えます。アイロン台を出す手間も不要ですし、毎朝でも使いたい(笑)」(敦さん)
※シワや衣類の素材によっても効果は異なります。
衣類スチーマーはプレスもできる2WAYタイプ。滑りのよいセラミックベースのフラットアイロン面で、ズボンや小物のプレスも可能だ(※)。
※プレスする場合、テカリ防止のため、あて布の使用をおすすめします。
シワとりやプレスに加え、女性物のカットソーもスチームによってふんわり仕上げることもできる。また本体温度は中温設定のためレーヨンなどの繊細生地のドレープを仕上げたり、スカートのギャザーも整えることが可能だ(※)。
※使用前に必ず衣類絵表示を確認してください。
今回は自分のシャツに加え、美希さんのカットソーもケアした敦さん。その間に美希さんの手作り弁当も完成して、普段よりも時間に余裕を持っての出勤となった。
「自分の帰宅時間が遅いために夕食の時間が遅くなるなど、何かと妻に負担をかけていたので、衣類スチーマーがあれば少しは手助けになると思います。朝食後には、もう一杯コーヒーを飲む時間もできました」
(注)
脱臭効果について(パナソニック調べ)。【試験対象】衣類に付着した生乾き臭・ペット臭・タバコ臭・飲食臭(焼肉・焼き魚)・汗のニオイ・防虫剤臭・加齢臭【試験方法】ニオイをつけたウールの生地に約10秒間スチームをあて、脱臭効果を6段階臭気強度法にて評価。付着させたニオイは以下のとおり。〈生乾き臭〉トリエチルアミンを流動パラフィンで50倍希釈し、0.05 mL滴下。〈ペット臭〉擬似イヌ臭(ヘキサナール+ヘプタナール+オクタナール+イナナール+イソ吉草酸)をエタノールで100倍希釈し、0.01 mL滴下。〈タバコ臭〉約30 Lの試験容器内で約16分間煙に曝露。〈飲食臭(牛肉・さんまを焼いたニオイ)〉約90 Lの試験容器内で、煙に約16分間曝露。〈汗のニオイ〉汗臭薬品(ヘキサン酸+マカデミアナッツオイル)を注射器で0.05 mL滴下。〈加齢臭〉加齢臭薬品(ノネナール)を注射器で0.05 mL滴下。〈防虫剤臭〉約10 Lの試験容器内に防虫剤(ナフタリン系、しょうのう、パラジクロロベンゼン)と布を入れ12日間放置【試験結果】対象の臭気それぞれにおいて、有意な臭気抑制効果を確認。脱臭効果の感じ方には、個人差があります。
除菌試験内容。【試験依頼先】(一財)日本食品分析センター【試験対象】衣類【試験方法】高温アイロン面を押し当てた菌付着布の除菌確認【除菌方法】高温アイロン面押し当てによる【試験結果】99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)【試験成績書発行番号】16107291001-0101、16107291001-0201【試験成績書発行日】2016年10月17日
ダニ由来アレル物質試験内容。【試験依頼先】パナソニック(株)解析センター【試験方法】高温アイロン面を押しあてたダニ(Derf1)抽出液付着布のアレル抑制確認【試験結果】1秒間の処理で90%以上の抑制率、3秒間の処理で97%以上の抑制率【試験報告書番号】4AA33-161003-F01【試験報告書発行日】2016年10月14日
花粉アレル物質試験内容。【試験依頼先】パナソニック(株)解析センター【試験方法】高温アイロン面を押しあてた花粉(Cryj1)抽出液付着布のアレル抑制確認【試験結果】1秒間の処理で96%以上の抑制率、3秒間の処理で98%以上の抑制率【試験報告書番号】4AA33-161003-F01【試験報告書発行日】2016年10月14日
撮影/動画:岩田安史(owl)、スチル:末安善之