個人向け投資、NISAの始め方
「NISA」は個人投資家向けで、かつ少額で投資できる非課税制度です。日本に住んでいて20歳以上の人であれば利用できます。また、19歳以下の人には「ジュニアNISA口座」があります。NISAでは株式、投資信託を購入してから最長5年間にわたって、売却もしくは配当金などで発生した収益が非課税となります。
NISAの始め方は、NISAを取り扱っている金融機関(証券会社、銀行、郵便局など)に申請書類、マイナンバー確認書類、本人確認書類を持っていき、口座開設を申請します。税務署にて口座が二重口座でないことが確認されると、無事に口座が開設され、NISAの取引ができるようになります。
さらに最短即日で口座を開設したい場合には口座開設の申請後、税務署の口座の確認を後日に回し、口座の開設申請からすぐに新規の口座で取引をする方法もあります。
NISAは少額で始められて、非課税の期間も長いのでおすすめです。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
学生の株取引の始め方
株の取引といえば、金銭的に余裕のある大人が楽しむというイメージが一般的です。ですが、学生でも「20歳を超えて口座を持っていれば」、株の取引に参加することができます。
まず必要になるのは証券会社での口座開設になります。大人と同じで、取引をするための口座がなければ始まりません。この時、「源泉徴収あり」の特定口座を開設しましょう。扶養家族に入っている学生の場合、株での収益が「38万円」を超過すると扶養家族から外れてしまいます。この金額を超えてしまうと「確定申告」が必要になり、所得税を納めることになります。
口座を開設する際に「源泉徴収あり」の特定口座で取引を始めことで、収益から自動的に税金が徴収されるだけでなく、収益が38万円を超えても扶養家族から外されなくなります。
また、学生に特におすすめなのは、前述の少額投資です。十分に株取引を味わえるので社会勉強にはうってつけです。株価は社会の状況に敏感に反応して変化していきます。また、アルバイトの給料で始められる金額なので、金銭的な負担が大きくないのもポイントです。
文/三浦修靖