ホイール径が小さいため、漕ぎ出しが軽くストップ&ゴーが得意なミニベロ。その反面、巡航速度を保つのは難しく、長い距離を走るのは得意ではない。しかしEミニベロは、そのデメリットをアシスト力で補うことができる、街乗りに最強の自転車なのだ。
Eミニベロ
【選びの新基準】
(1)多彩なデザインのミニベロは見た目重視
(2)ホイール径20インチ以上なら走りも◎
(3)スマホと連携させてサイクリングを楽しむ
走りを楽しむ、というよりも所有する喜びや使い勝手を重視するのがミニベロの選び方。
「デザインを重視したほうがいいでしょうね。すごく長距離のライドに出かけられないこともないですが、やはりミニベロは街でこそ生きる自転車だと思います。だからこそデザイン重視でいいかと思います」(山下さん)。
そう考えると、バッテリーの大きさや処理方法(隠し方)、さらにはカラーバリエーションなども選び方のポイントになる。
しかも今どきの自転車はスマホと連動することで、乗るのが楽しくなる機能がある。
「今回テストした『S−1K』はフレームの下にスピーカーがついていて、音楽が流せる。そのほかにも走行距離や消費カロリーがスマホで管理できるモデルもある。ただいくら走りを重視しないといっても、あまり小さなホイールだと走りがつらくなる。20インチ以上を選ぶといいでしょう」(山下さん)
走りも音楽も楽しめるエンタメ系
バッテリーとスピーカーをフレームに内蔵しただけではなく、シートチューブを廃するなど、意欲的なデザインが最大の魅力。
KKS『S-1K』18万9000円
フレーム:アルミニウム 充電時間:約5時間
航続距離:40km(エコ)〜25km(ハイ) 重量:16.4kg
【ドライブユニット】