年会費無料で作ることができるクレジットカードとして人気が高い楽天カードは入会時にVISA、JCB、マスターカード(MasterCard)、アメックスという4種類の国際ブランドから自由に選ぶことができる。そこで今回は楽天カードを作る場合はどのブランドがおすすめなのか、また途中でブランド変更は可能なのか、といった素朴な疑問にお答えしていく。
楽天カードのブランドはどれを選ぶべき?
繰り返しになるが、楽天カードでは入会時に4種類の中から自分の好みに合わせてブランドを選択できるようになっている。どのブランドを選ぶかについては、まず各ブランドの特徴を知る必要があるので順に説明していく。
どのブランドがおすすめ?
楽天カードの発行会社は楽天カード株式会社であり、VISAとマスターカードのプリンシパルメンバーにも名を連ねる。また、JCBブランドはJCB、アメックスブランドはアメリカン・エキスプレスと提携しており、年会費(無料)やポイント還元率、貯まるポイント(楽天スーパーポイント)といった基本スペックは、どのブランドを選択しても同一である。また、4種類のブランドの特徴を簡単に説明すると以下のとおりである。
・VISA:世界シェアNo.1国際ブランド
・JCB:日本発の国際ブランド
・マスターカード:世界シェアNo.2国際ブランド
・アメックス:ステータスを感じさせる国際ブランド
ブランド選択時の決め手
世界シェアで見るとVISAがNo.1であるが、地域によってはマスターカードが中心という場所もある。JCBは海外にあまり強くないという印象も強いかもしれないが、日本人観光客の多い地域ではJCB加盟店の数も比較的多い傾向にある。したがって、初めてクレジットカードを作るという人はVISAがおすすめであり、すでに別のクレジットカードを持っているという人は、今持っていないブランドを選んでおくと海外旅行の際などに役立つかもしれない。
豊富な種類のデザインから選びたい人におすすめ
先ほども説明したように、いずれのブランドも基本スペックは同じであるが、各ブランドによって選べるカードデザインの種類には大きな違いがある。
VISAやアメックスの場合は通常のデザインしか選ぶことができないが、マスターカードやJCBの場合は「お買い物パンダデザイン」「FCバルセロナデザイン」などさまざまな種類のデザインから好みに合わせて選ぶことができる。
楽天カードはブランド変更できる?
「一度、楽天カードを発行した後にブランドの変更はできるのか?」と疑問に思う人もいるかもしれない。例えば、入会時はJCBを選択したが、海外に行くことが増えたのでブランドをVISAに変更したい場合などである。
結論から言うと、基本的に途中でカードのブランド変更はできない。どうしても変更したい場合は、現在持っている楽天カードを一旦解約し、再度新規にて申し込む必要がある。
ブランド変更には再び審査が必要
したがって、どうしてもブランド変更したい場合は再度新規で申し込む必要があるので、あらためて入会審査を受ける必要がある。また、入会特典のあるキャンペーンでも、再度申し込みの楽天カードは入会特典の対象外となるので覚えておいてほしい。
楽天カードでJCBを選ぶメリットは?
上記で説明したように世界シェアの観点から考えるとVISAやマスターカードの方が優れているといえるが、楽天カードのブランドでJCBを選ぶメリットは果たしてあるのだろうか?
以前はJCBの場合、nanacoのチャージが可能
これまでは楽天カードをJCBで作る最大のメリットは電子マネーnanaco(ナナコ)のチャージができ、しかも楽天ポイントも通常通り満額もらえることだった。しかし、2017年11月から楽天ポイントに付与が対象外になった(これまでどおりnanacoのチャージは可能)。
基本的にブランド間で大きな違いはない
このように、以前はJCBを選ぶメリットがはっきりとあったものの、現在は無くなっている。したがって、世界シェアの観点を除くと、ブランド間で大きな違いは特に存在しないといえる。繰り返しにはなるが、初めてクレジットカードを作るという人はVISAがおすすめであり、すでに別のクレジットカードを持っているという人は、今持っていないブランドを選ぶと良いだろう。
年会費無料の楽天カードは1枚持っておくと、何かと便利なので皆さんもこれを機に入会を検討してみてはいかがだろうか?
詳しくは公式サイトをチェックしてもらいたい。
https://www.rakuten-card.co.jp/card/brand/
文/praia