ビジネススタイルのカジュアル化を追い風に、すっかり基本色のひとつとして定着したネイビー。そこで次なるトレンドとして注目を集めているのが、グレーだ。
そもそもグレーは、ネイビーやブラウンと並ぶ紳士服の3大定番色のひとつ。ライトグレースーツにブラウンタイの組み合わせが、パーティースタイルの定番であるように、グレーはネイビー以上に華やかで洒落っ気の強い色。堅実さを求めるビジネスシーンでは上級者向きとされることが多かった。
では、どうして今になってグレーが支持され始めたのか。その理由についてスタイリストの嶺井淳さんは次のように話す。
「グレーのビジネスバッグが再注目されたのは、2017年頃から。グレーを採用したレザーのブリーフケースや、かぶせ型のトートバッグが登場しました。見た目に堅すぎず、かといってくだけすぎない。ジャケパンの柔らかな雰囲気にマッチする色として、ファッションに敏感なビジネスパーソンがグレーに飛びつきました」
ビジネスリュックユーザーの多くは、ビジカジスタイルが基本。春にイメージアップを狙う人に、うってつけの色といえそうだ。
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