バイクのインカムは価格が高いイメージがありますが、探してみると価格が安いモノが販売されています。機能の多さでは高いモノに劣りますが、会話だけでいい、ナビが聞ければいいなど目的がはっきりしていれば、用途に適したインカムで十分な実用性があります。ここでは1万円以内で買えるバイクインカムをご紹介します。
安いバイクインカムおすすめ2018
安いインカムの中でも5000円代で買えて、機能も充実しているBluetooth搭載のインカムを2点紹介します。
FODSPORTS BT-S2
シングル5380円(税込) ダブル1万280円(税込)
最大3人との切り替え通話(2人同時通話)ができ、ワンタッチで通話や音楽を変更できます。日本国内FM受信局に対応、防水仕様、Bluetooth搭載と基本的な機能は備わっています。
フルフェイスにはソフトタイプ(コードが入っていない配線)、ジェットヘルメットにはハードタイプ(マイクコードが自由に固定できる)と2種類のタイプから選ぶことができます。
LEXIN
6riders シングル5399円(税込) ダブル1万1500円(税込)
約1000m間で最大6人で切り替え通話(2人同時通話)が可能です。生活防水仕様なので、豪雨などは無理ですが、にわか雨程度の時は使用できます。スピーカーが大きくて柔軟になっているので耳が痛くならないよう設計されています。Bluetooth搭載で連続での通話が8時間可能です。
安いバイクインカムでもスマホと連動できる?
Bluetoothを搭載しているインカムであればスマホと連動できます。スマホとペアリングさせると携帯の通話や音楽、ナビなども聞くことができるので便利です。
ペアリングの方法は製品によって違いますが、インカムの電源ボタンなどを長押しするとペアリング待機状態になるので、スマホの設定でBluetooth欄から使用するインカムを選ぶとペアリング完了です。
他社のバイクインカムとペアリングできるの?
他社のインカムと接続できるインカムには「ユニバーサルインターコム対応」と表記されています。同社で接続する時と比べて出力が低くなってしまうので、通話可能距離が10mほどの近距離でしか使えない場合があるので注意です。
また、通常と異なる動作をするため、接続順序が重要だったりと動作確認のテストが必要です。どうしても他社のインカムと通話したい場合は、携帯の通話アプリ(LINE)などを使用して携帯の通話をインカムに連動させることもできますが、圏外になり通話が切断してしまうと手動で再接続しなければならない、通話音質が劣る・遅延などのデメリットもあります。
有線のバイクインカムとは? メリットは?
有線で繋ぐインカムとは、写真のようにアンプ本体からコードでお互いを繋ぎ、会話や音楽、ナビなどを一緒に楽しむことができるインカムです。タンデムに適したインカムで、乾電池式なので予備の乾電池を用意しておけば、重いバッテリーを持ち歩かなくて済みます。
有線式のメリットは音質が安定していて、途切れたりかすれたりしないこと。また、1つのアンプで使用できるので安価な製品が多く販売されています。
DAYTONA COOLROBO WIRECOM
7592円(税込)
マイク・スピーカーが2セット付いて7592円という安さですが、音楽を聴きたい場合は別売りの接続ケーブルを購入する必要があります。
お互いがコードで繋がっているので、降車の時などは絡まらないよう注意が必要ですが、タンデムツーリングで2人だけで会話する時にはぴったりの製品です。
バイクインカムを紹介したブログ
実際の使用感や使う目的ごと(会話だけ、ナビだけなど)に様々なメーカーのインカムを使用して紹介しているブログがたくさんありますので、そちらも探してみてください。
バイクインカムの付け方の注意点
クリップで付けるタイプとマジックテープで付けるタイプがありますが、マジックテープの場合インカムを外している時にヘルメットに片側のマジックテープが残ってしまうので内側のスピーカーの設置に使用するのが良いです。クリップは固定できるチカラも強いので外側の本体に使用しましょう。
スピーカーを取り付ける時の注意点は各都道府県ごとに違いますが、東京都道路交通規則では「イヤホーン等を使用して交通に関する音又は声が聞こえないような状態で運転しないこと」と記載されています。イヤホーンで耳を塞いでしまうと違反になりますので、塞がないように設置しましょう。また、インカムを使用する時は周りの音が聞こえるような音量で聞くようにしましょう。
どういう状況で何人と会話をするのか、ナビを聞くのか、を決めることで1万円以内でバイクインカムが購入できることがわかりました。目的にあったインカムを見つけて、ぜひインカムツーリングに出掛けてみてはいかがでしょうか。
文/Sora