普段の食事に地中海式ダイエットを取り入れるために覚えておきたい3つのポイント
日本には、このようなカジュアルに地中海食を食べられるお店が少ないのが現状です。しかし、地中海食を提供するレストランに行かずとも、以下の3つのポイントを実践すれば地中海式ダイエットを取り入れることは可能です。
1.野菜やフルーツをたっぷり摂取する
野菜にはビタミンB群や食物繊維が豊富に含まれており、代謝や脂肪燃焼を促進します。
2.オリーブオイルを摂取する
オリーブオイルには、「一価不飽和脂肪酸」という、悪玉コレステロールを低下させてくれる脂肪酸が多く含まれています。
3.肉ではなく魚を多めに摂取する
サンマ、サバ、アジなどの魚には、血液をサラサラにしてくれる効果のある「オメガ3脂肪酸」が含まれています。肉類を食べる際は、鶏の胸肉やササミなどの脂肪の少ない肉を選ぶようにして、赤身の肉を摂取するのは月2~3回に留めましょう。
地中海式ダイエットを取り入れた簡単レシピ
最後に、地中海式ダイエットを取り入れた、自宅で簡単に作れるレシピを紹介したいと思います。
ちなみに、私は下ごしらえしたり、お鍋とフライパンとミキサーを駆使したり…と複雑なことをするのが嫌いなので、簡単で美味しい料理を作ることを追求しています。
会社から疲れて帰ってきて作るご飯。洗い物も少なくしたいし、フライパンやお鍋1つで簡単に作れるものがいいですよね…!
サーモンプレート
【調理方法】
1 塩コショウをふったサーモンをオリーブオイルで焼く
2 一口大に切ったズッキーニ、パプリカ、ナスをオリーブオイルで炒め、オニオンソルトで味を調える
3 野菜の上にサーモンを乗せる。(上からコリアンダーやフェタチーズをかけてもOK)
どうですか?とても簡単でしょう?もはや料理というか単に食材を乗せただけですね。でも、カラフルで見栄えも良いし、栄養満点なので時間がないとき、サッと作る料理としてオススメです。
ひよこ豆と野菜のトマトスープ
暖かい食事が食べたいと言う方にオススメなのは「ひよこ豆と野菜のトマトスープ」
【調理方法】
1 一口大に切った、ナス、ズッキーニ、パプリカ、玉ネギをフライパンに入れて、オリーブオイルで炒め合わせる
2 水、トマト缶、白ワイン、固形スープの素でトマトスープを作る
3 (2)に(1)とヒヨコ豆を入れて煮込み、塩コショウで味を調える
ジャーに入れればお弁当に持っていくこともできますし、これにオリーブオイルをドレッシングにしたサラダと、全粒粉のパンを付ければオシャレなワンプレートランチにもなります。
炭水化物抜きダイエットのように、何かを我慢するダイエットではなく、食材のバランスや食べる頻度に留意することでストレスなく続けられる「地中海式ダイエット」を普段の食事に取り入れることで、ヘルシーな身体を手に入れ、ウェルネスな生活を送ってください。
文/小松佐保(Foody Style代表)
一橋大学経済学部卒業。日本&シンガポールのブランドコンサルに勤務した後、食領域に特化したマーケティングコンサルとして独立し、アメリカ・ボストンへ。
会社員時代に生活習慣の乱れが原因で体調を崩したこと、ボストニアンの心身共にヘルシーなライフスタイルに感化されたことで、「食×健康」に関心を抱くように。
現在は、ニューヨークの世界最大の栄養学校Institute for Integrative Nutritionでホリスティックヘルスを学びながら、食生活やライフスタイルを改善するための情報発信やイベント開催などを行っている。