スマートフォンを機種変更する時に突きつけられる、他社へ乗り換えるべきか否かの二者択一。
最近は、格安SIMなどの新たな選択肢も増えてきているため、今まで以上に悩みは尽きないだろう。
今回、そんな大手キャリアと格安SIMについて比較調査を含めた、「2019 年スマートフォンの料金に関するアンケート」の結果が発表されたので、紹介していきたい。
端末・通信料の分離プランへの理解度は39.6%
スマートフォンを所有する13歳~59歳の男女563 人を対象に、「総務省が携帯電話会社に通信料金と端末代金を完全に分離することを求めている。
通称『分離プラン』と言うが、あなたの『分離プラン』への理解度を教えてください」という質問が行われたところ、「完全に理解している」が8.5%、「やや理解している」が31.1%、「理解していない」が60.4%となった。
続いて通信会社と契約している人を対象に、「『分離プラン』が義務化になった場合スマートフォン本体の価格が高くなると予測されている。
そうなった場合スマートフォン本体に支払える許容範囲の金額はいくらですか?」という質問が行われたところ、大手3 キャリアユーザー(n=420)では「10,000 円未満」が19.3%と最も多く、次いで「10,000 円以上20,000 円未満」「20,000 円以上30,000 円未満」が14.5%、「30,000 円以上40,000 円未満」が9.3%となり、平均金額は39,832円となった。
格安SIM ユーザー(n=130)では「20,000円以上30,000 円未満」が23.1%と最も多く、次いで「10,000 円以上20,000円未満」が17.7%、「10,000円未満」が15.4%となり平均金額は33,614 円となった。
※金額の平均は各範囲の中間値を基に計算している。
※本調査では格安SIM にY!mobile を含めている。
現在支払っているスマートフォンの平均月額料金、大手3キャリアユーザーは8,451円、格安SIMユーザーは2,753円
通信会社と契約している人を対象に、契約している通信会社での1ヶ月の料金の総額(端末代、オプションを含む)を尋ねる調査が行われたところ、3 キャリアユーザー(n=420)では「7,000円~8,000円未満」が13.6%と最も多く、次いで「8,000 円~9,000 円未満」が11.2%、「6,000 円~7,000 円未満」が10.5%となり平均月額料金が8,451円となった。
格安SIMユーザー(n=130)では「2,000円未満」が43.1%と最も多く、次いで「2,000円~3,000円未満」が23.1%、「3,000円~4,000 円未満」が15.4%となり平均月額料金が2,753円となった。
※金額の平均は各範囲の中間値を基に計算している。
※本調査では格安SIM にY!mobile を含めている。
スマートフォン本体の金額を把握している人:大手3 キャリアは66.4%、格安SIM は87.7%
通信会社と契約している人を対象に、スマートフォンを購入した時のスマートフォン本体の金額について尋ねる調査が行われたところ、大手キャリアユーザー(n=420)の66.4%、格安SIMユーザー(n=130)の87.7%が「スマートフォン本体の金額を把握している」と回答した。
続いて、支払っているスマートフォン本体の金額を把握している人を対象に、支払っている金額を尋ねる調査が行われたところ、大手キャリアユーザー(n=279)では、「80,000円以上90,000 円未満」が14.3%と最も多く、次いで「70,000円以上80,000 円未満」が10.4%、「100,000 円以上110,000 円未満」が9.3%となり平均金額は70,268 円となった。
格安SIM ユーザー(n=114)では、「20,000円以上30,000円未満」が23.7%と最も多く、次いで「10,000 円以上20,000 円未満」が17.5%%「30,000 円以上40,000円未満」が13.2%となり平均金額は40,262円となった。
※金額の平均は各範囲の中間値を基に計算している。
※本調査では格安SIM にY!mobile を含めている。
<調査概要>
「2019 年スマートフォンの料金に関する調査」
・調査期間:2019年2月26日
・有効回答:563人
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:13歳から59歳の男女
・設問数 :4問
出典元:MMDLabo 株式会社
構成/こじへい