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バブル期、不況、現在、平成のバイト市場を振り返ってみてわかったこと

2019.03.09

平成のアルバイト市場を振り返ると、日本の社会情勢が如実に表れていることがわかる。

アルバイト求人情報サービス「an」は平成が終わろうとしている今、これまでのアルバイト市場の歴史を振り返り、社会情勢の変動が人々の働き方に与えた影響を取りまとめて発表した。

過去「an」に掲載された多くの求人情報から、平成の社会情勢を紐解き、今後のアルバイト市場について考察している。

平成のバイト市場を解説

バブル期:1986年~1991年(昭和61年~平成2年)

【全体】建設ラッシュとファストフード・コンビニの相次ぐ開業により求人増加。24時間営業の定着

空前の好景気を迎え、全職種で人材ニーズが最大化。高度経済成長の基幹となった製造・建設・物流業、ファストフードやファミレス、コンビニなどチェーン店の台頭により店舗が増加した飲食・小売業などの求人がアルバイトニーズを牽引した。これら新業態の24時間営業の店舗拡大により今では当たり前となったシフト勤務や深夜勤務が定着していった。

【人気のバイト】「稼げる」から「かっこいい」アルバイトが人気の時代に

昭和の高度経済成長期には、学費や生活費を稼ぐために働けるなら内容は問わないという学生が主でしたが、バブルを迎えた平成初期(90年代前半頃)から「車やバイクを購入したい」といった、購買意欲をモチベーションにアルバイトをする学生が増加した。

当時は携帯電話やSNS、インターネットなどが普及しておらず、家族や友人、恋人とのコミュニケーションは「直接会う」「固定電話」に限定されており、交通費・交際費を得るためや、ブランド物など「良いモノ」を持っているという一種のステータスを得ることが就労動機となっていた。

また、この頃から「かっこいい」職種への憧れでアルバイトを選ぶ若者が急増。特に当時流行していたカラオケやボーリング場でのアルバイト人気が高まった。さらに80年代はマスメディアの発達により、映画やドラマ、音楽などが流行を作り、アルバイト市場にも大きく影響した。特に映画をきっかけとしたスキーブームの到来は、スキー場やペンションでの住み込みバイトなど、リゾートバイトの人気を後押しするきっかけとなった。

【女性】男女雇用機会均等法の影響で主婦もアルバイトする時代に

バブル期によるアルバイトニーズの増加や、1985年に制定された男女雇用機会均等法の影響もあり、専業主婦が当たり前だった時代から主婦も働く時代に変化していった。

【フリーター】「フリーター」= “かっこいい”生き方の時代

1980年代になると、「フリーター」という言葉が誕生。「フリーター」= “かっこいい”生き方というイメージが浸透したため、大学を出ても就職せず「フリーター」になる若者が急増し、社会問題となった。もはやこの時代はアルバイト=学生という図式が崩れ、過去のものとなった。

【求人誌】今とは桁違いの求人需要。「仕事を探す」から「仕事を選ぶ」時代に

バブルの影響で人材の募集が活発化。中綴じだった求人誌の冊子が製本の限界を超え、平綴じ化が主流になった。出版社では求人原稿制作が追い付かず、掲載件数制限や予約制(1~2カ月待ち)となることもあった。求人情報誌を発行する各社は、CMなどマスメディアを使ったイメージ戦略を行い、求人情報誌で募集するほうが「即応性・即効性がある」「フルタイム働けるアルバイターのように、求める人材が採用できる」などのイメージを企業に浸透させることで、求人情報誌でのアルバイト募集を流行化することに成功した。

また、当時の若者の価値観の変化を捉え、求人広告媒体では業種や職種などを横文字、カタカナに書き換え、「かっこ良く」装飾するようになっていった。たとえば、「アパレル」「ショップ販売」「マスコミ」といったいわゆる横文字業態の増加に加え、「アルバイト」⇒「スタッフ」、「事務員」⇒「オフィススタッフ」、「配達員」⇒「デリバリー」など、職種を横文字表記にすることが流行。今では当たり前となった呼称が定着していった。

社会・経済

1974年(昭和49年):セブン‐イレブン1号店開業
1980年(昭和55年):大半のコンビニが24時間営業に
1985年(昭和60年):男女雇用機会均等法制定
1989年(平成 元年):消費税導入開始(3%)
1990年(平成 2年):スーパーファミコン発売。一大ブームを巻き起こした
1991年(平成 2年):フリーターが新語として広辞苑に追加

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