国立社会保障・人口問題研究所が実施した第15回出生動向基本調査によると、2010~2014年における恋愛結婚の比率は全体の87.7%を占めている。
しかし、「結婚したい」と思っている未婚男女の中には、恋愛に対して苦手意識があり、悩んでいる人もいるだろう。そこでパートナーエージェントは、結婚適齢期と言われる20~30代の独身男女に「恋愛が得意かどうか」聞いた。
「恋愛観」に関するアンケート調査
まず、自分は「恋愛が得意かどうか」を答えてもらった。「恋愛は得意な方だ」と答えた人は12.9%。さらに「自分は恋愛リア充だと思う」と答えた人は17.4%。自分で「恋愛が得意」「恋愛リア充」と思っている人はそれほど多くないようだ。
それでは「恋愛が得意」な人とは、どんな人なのだろうか。当てはまると思う項目を答えてもらった。「相手の気持ちを察することができる」人が42.3%でトップ。また、恋愛が得意な人というと、たくさんのお相手とたくさんの恋愛を楽しんでいる人というイメージがあるが、実際には「1人の人と長く交際している」(34.7%)人の方が、「たくさんの人と交際してる」(20.9%)人より恋愛が得意と見られていることが分かった。
実際に「恋愛が得意」と答えた人と、「得意でない」と答えた人で、交際期間に違いはあるのだろうか。どのくらいの期間、交際することが多いかを聞き、それぞれ集計した。「恋愛が得意」と答えた人の平均交際期間は16.3ヵ月、「どちらとも言えない」人が17.2ヵ月、「得意でない」人は15.2ヵ月という結果だった。恋愛が得意な人とそうでない人の交際期間の平均値は、1.1ヵ月しか違いがない。
交際経験についてはどうだろうか。「恋愛は得意な方だ」と答えた人で交際経験が「6人以上」は31.7%。また、「恋愛は得意でない」と答えた人の35.1%が「交際経験なし」。交際経験については、自分で「恋愛は得意」と思っている人の方がずっと多いようだ。
“恋愛体質”という言葉があるように、恋愛しやすい人とそうでない人がいるのかもしれない。20~30代独身男女は恋愛についてどのような意識を持っているのだろうか。
「いつでも恋愛していたいと思う」と答えた人は31.2%。3人に1人がいつでも恋愛をしたいと思っている、ということになる。さらに「恋愛の延長に結婚があると思う」と答えたのは50.9%。2人に1人が、結婚の前にまずは恋愛から入りたいと考えているようだ。
「恋愛の延長に結婚がある」と考えている割合は高かったのに、恋愛に関しては苦手意識を持っている人が多いことが今回の調査から分かる。「恋愛してから結婚したい」ということであれば、まずは恋愛に対する苦手意識を克服することが必要なのかもしれない。
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~39歳の男女 2,400名
集計期間:2019年1月16~17日
関連情報/https://www.p-a.jp/
構成/ino