4階 AMU インスピレーションラウンジ&コーヒーパックライン
日本語の「編む」から名付けられた「AMU インスピレーションラウンジ」は、セミナーやイベントを開催するフリースペース。今後、スターバックス初のスペシャルティコーヒー協会(SCA)の公認トレーニング施設となる予定だ。
ロースタリーの工場らしさを見ることができるのがコーヒーパックライン。1階と3階で焙煎されたコーヒーが次々とパック詰めされていく様子を見学することができる。
各階にはコーヒー器具やカップ類、タンブラーといったスターバックスの定番商品、季節ごとのオリジナル商品、期間限定のコラボレーション商品など物販も充実している。アクセントにカッパー色を用いた8段ギアの自転車も(S/M/L 各15万円)。ロースタリー東京限定の桜をモチーフとした「SAKURA Collection」は、今の季節にぴったりでギフトとしても喜ばれそうだ。
【AJの読み】新しいコーヒー体験満載の施設だが……お花見の時期は混雑しそう
2016年11月に発表され、2年の月日を経てオープンを迎えた「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」。六本木の東京ミッドタウンにある「リザーブ バー」をさらに発展させた、スタバ最高峰の位置づけとされる施設だ。ビバレッジの種類、ティー、アルコールドリンクの充実、ベーカリーの規模、ロースタリーとしての機能と確かに時間帯を問わず、多角的に楽しめる場所であることは間違いない。
しかしどのスタバに行っても感じる不満が、席数が少ないこと。午後の時間帯、週末は満席という店舗も多く、仕事現場を移動中、行く先々で3軒すべて満席だったこともあった。ロースタリーも規模の割には座席が少なく、目黒川沿いのお花見に絶好の立地を考えると、桜のシーズンはかなりの混雑が予想される。
さくっとコーヒーが飲みたいだけなのに入れないというストレスは大きく、時間帯によっては混んでいるからとスタバを避けることもある。二人掛け席やソファー席に一人で座っている客も多く、カウンターや大テーブル、某コーヒー店のような一人掛けボックス席など一人席を増やす、スタッフによる案内制にする(池袋で実施している店舗もあった)などの工夫をしてくれないものか。
文/阿部 純子