フランスの調理器具メーカー「グループセブ」のブランド「ティファール」は、日本国内においても人気の調理器具ブランドです。中でも圧力鍋は特に人気です。
今回の記事では、そんなティファールの圧力鍋の使い方や、調理方法を紹介していきます。「すでに持っているけど使い方が分からない」という方や「どれを買おうか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。
ティファール圧力鍋の使い方
ここでは、ティファールの圧力鍋の使い方を解説します。ただし用途や食材、分量によって使い方が異なる場合がありますので、あくまで一例としてご参考ください。
つまみ一つで加圧・蒸気排出を選択。ティファール圧力鍋の使い方
ティファールの圧力鍋の使い方はとっても簡単! 初心者でも安心して料理を楽しめます。ティファールの圧力鍋には「セレクター」というつまみが付いており、このつまみ一つで、加圧、蒸気排出を簡単に操作できます。
蒸し器にもなるティファール圧力鍋の使い方
ティファールの圧力鍋には、付属品で中かごが付いてきます。この中かごを使って、蒸し料理もできます。使い方は簡単。
1.鍋に水、中かごをセットし、中かごの中に蒸したい食材を入れる。
2.ふたをして圧力がかかるまで強火にします。圧力がかかったら弱火にし、あとは待つだけ。
3.加圧が終わったら火を止めて一定時間蒸らします。
調理によって加圧、蒸らし時間は異なります。またふたをしてから火にかけるか、ある程度火にかけてからふたをするか、なども異なります。おいしさに影響するところなので、そこはレシピ本などを参考にするとよいでしょう。
ティファール圧力鍋のパッキンとは?
ティファールの圧力鍋のふたには、パッキンが付属します。パッキンとはふたの内側に付いている黒いゴムの部分です。水漏れなどを防ぐものですが、使い始めて1年くらいで消耗してくるので、交換が必要になります。交換しないでおくと水漏れを起こしやすくなりますので、定期的にメンテナンスしましょう。
水漏れなどし始めたら? ティファール圧力鍋のパッキンを交換方法
使い始めて1年前後でパッキンは消耗してきますので、できれば新しいものと交換しましょう。取り外しは引っ張るだけなので簡単。ふたのふちに型番の刻印がありますから、それと同じものを購入し、付属の説明書を参考に取り付けるだけです。
※なお故障等の原因はパッキンの消耗以外にも考えられますので、故障時や不具合が起きた際は、カスタマーサポートに連絡しておくのが確実です。
ティファールの圧力鍋を使ったレシピ
ティファールの圧力鍋にはレシピ本が付属しますが、公式サイトでもレシピが紹介されています。
【参考】
ティファールレシピ
しかし、公式サイトのレシピ通りに作れば、必ず美味しくできるとは限りません。上手くできない場合などは水や調味料の分量を変えてみたり、火加減を調節するなど工夫も大切です。
ティファールの圧力鍋で角煮を作る
ティファールの圧力鍋を使って角煮を作ってみましょう。圧力鍋を用いた場合の角煮の調理時間は、およそ30分程度です。圧力鍋を使わない通常の調理時間が2時間ほどですから、約1時間30分もの時短になります。余った時間で掃除や子育て、仕事などに費やせる時間が1時間30分も確保できるのは嬉しいですよね。
それではティファール圧力鍋を使った角煮の作り方を紹介します。用意するものは以下の通りです。
[二人前]
・豚バラのブロック肉:250gくらい
以下(出汁A)
・酒:小さじ2
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ2
・おろし生姜:小さじ1
手順
(1)まず圧力鍋に豚肉をそのまま投入します。豚肉を入れたら水を加えます。ふたをして加圧し、加圧後にふたをあけます。
(2)豚肉を圧力鍋から取り出し、3~4㎝くらいの食べやすい大きさにカットします。
(3)カットした豚肉と水200㏄を鍋に入れ、(出汁A)を投入し、加圧します。加圧が終了したら火を消して、しばらく放置してください。
(4)しばらく放置したらふたを開け、煮汁を肉にからめながら少しだけ煮つめます。煮詰め終えたら器に盛り付けて完成です。
ティファールの圧力鍋でカレーを作る
今度はティファール公式サイトを参考に、圧力鍋で野菜カレーを作ってみましょう。所要時間は20分。用意するものは以下のとおりです。
[四人前]
・豚肉 200g
・なす 3本
・玉ねぎ1個
・トマト 2個
・ズッキーニ 1本
・黄パプリカ 1/2個
・赤パプリカ 1/2個
・にんにく1片
・おろししょうが 小さじ1
・サラダ油 小さじ2
・トマトケチャップ 大さじ2
・水 300cc
・カレールウ(フレークタイプ) 80g
手順
(1)野菜をカット
なす:縦に切ったあと横4等分に切りにしてください。
玉ねぎ:縦8等分にくし切りにしてください。
トマト:4等分のくし切りにしてください。
ズッキーニ:1.5cm幅の輪切りにしてください。
パプリカ:赤黄ともに2cm角に切ってください。
にんにくは薄く輪切りにしましょう。
(2)炒める
圧力なべにサラダ油を投入。熱したのち、豚肉、玉ねぎ、にんにく、おろししょうがを投入し、やや強めの中火で約2分炒めましょう。
(3)加圧、蒸らし
火を止め、カットしておいたトマトなど、全ての野菜とケチャップを入れ、さらに水を入れます。ここでいよいよ、ふたをし、加圧をはじめます。加圧が終了したら火を止め、一定時間蒸らします。圧力を下げたらふたをあけましょう。
(4)煮込む
カレールウを加えてゆっくり混ぜます。とろみが出るまで中火で3分ほど煮込みましょう。
煮込みが終わったら、ご飯が入った器にカレーを盛り付けて完成!
ティファールの電気圧力鍋の性能は!?
電気圧力鍋は、通常の圧力鍋と比べてガスを使わず、炊飯器のようにボタンひとつで調理してくれるので、料理初心者の方や圧力鍋が怖いという方におすすめです。ティファールにはクックフォーミー、クックフォーミーエクスプレスという二つの電気圧力鍋があります。この項目ではそんな二つの圧力鍋を紹介します。
ティファールの電気圧力鍋「クックフォーミー」
ティファールの「クックフォーミー」は、蒸し料理から圧力調理まで、ボタン一つでできる優れものです。60種のレシピが内蔵されており、作りたい料理を選び、表示される食材や調味料を入れます。あとはボタンを押してほったらかしでOK! 炊飯器のような感覚で料理ができます。
ティファールの電気圧力鍋「クックフォーミーエクスプレス」
「クックフォーミーエクスプレス」の性能は基本的に「クックフォーミー」と変わりません。容量も同じ6.0Lで大きさも同じ。違うのは内蔵されているレシピ数です。「クックフォーミー」が60レシピなのに対し、「クックフォーミーエクスプレス」の内臓レシピは150。よりバリエーション豊かな料理を楽しみたい方は、「クックフォーミーエクスプレス」の購入をおすすめします。