「Gmail」はラベルの設定や送信の取り消しができる、スマホとPC両方で使えるなど、便利なメールアプリです。仕事で利用している人も多いかと思いますが、メールを送信、受信ができないことがあります。そんなときの原因と対処法について紹介します。
PCでGmailを送信できない、届かない原因
PCのGmailでメールを送信しようとしてもエラーになってしまう、送信ができない原因はいくつか考えられます。代表的な原因としてはメールアドレスが正しく入力されていないなどが考えられます。
そのほかにもメールに添付しているファイルや画像の容量が大きすぎるとエラーがでてしまう場合もあります。
そういったメールが送信できないときの原因に対しての対処法を紹介します。
送信できない、届かないときの対処法
PCのGmailで送信できない場合の対処法として、まず「リターンメール」が届いていないか確認しましょう。
リターンメールとは「Mail Delivery Subsystem」から届くメールで、送信できなかった原因などが記載されています。「アドレスが正しくなった」などの原因がわかった場合は、その部分を修正すれば問題なく送信できる可能性があります。
特にメールアドレスの間違いで多いのは、@マークの前に「.(ピリオド)」がついているとアドレスが正しく認識されない可能性があります。
ほかには、添付ファイルが大きすぎる場合はファイルを圧縮したり、添付している画像を圧縮したりして、再送してみましょう。最近ではクラウドサービスやオンラインストレージサービスなども活用できるので、ファイルや画像を直接メールに添付しなくても相手に届けられます。
PCでGmailを受信できない
送信されたメールが、Gmailでメールを正しく受信できない、送信側にリターンメールが届いていない、設定やメールには問題がない場合は、受信する側に問題があるかもしれません。受信側の設定などによっては正しくメールを受信できない可能性があります。
まずは「迷惑メールボックス」を確認してみましょう。Gmailは登録していないメールアドレスからのメールを自動で迷惑メールボックスに送られている可能性があります。添付ファイルがあるときも同様に処理される場合があります。
また、メールサーバーの容量に空きがない場合はメールを受信できなくなります。余分なメールを削除して容量を確保するようにしましょう。
届いているのにメールが見当たらない場合はGmailの検索機能でメールを探してみましょう。「メールを検索」に送信者のアドレスなどを入力すると検索できます。さらに、検索スペースの横にある三角形をクリックすると詳細な検索ができるようになります。「すべてのメール」を選択すればメールボックス内の全部のメールから検索できるので、見落としたメールをすぐに見つけられます。
スマホ版Gmailで送信できない場合
PCで使用しているGoogleアカウントを連携すればGmailが利用できるので、スマホでもメインのメールアプリとして使用している人は多いのではないでしょうか。PC、スマホを問わずにスムーズに連絡がとれるので、大変便利です。そんなスマホ版Gmailでも送信ができないエラーがでてしまうときがあります。
スマホ版Gmailで送信できない場合のAndroidとiPhoneでのそれぞれの対処法について紹介します。
Android版Gmailで送信できない
Android版Gmailでメールが送信できない場合はPC版と同じような原因が考えられます。まずは、送信後にリターンメールが来ていないか確認しましょう。アドレスが間違っている、添付ファイルが大きすぎるなどの問題の内容を確認して修正します。
また、Android版では自動更新を設定していないとエラーが発生して送受信ができないことがあります。Gmailアプリを更新して、再度送信をしてみましょう。それでも送信できない場合は端末の再起動と本体の設定の見直し(機内モードになっていて通信できないなど)をしましょう。
最後の手段として、Gmailアプリのデータを一度消去する方法があります。端末の設定からGmailのアプリ情報にいき、「データの消去」を選択します。下書きやメールの署名なども消えてしまうので、どうしても改善されなかったときの最後の手段として活用しましょう。
iPhone版Gmailで送信できない
iPhone版のGmailアプリでメールが送信できなくなった場合の対応はPC版、Android版と同様です。まずはリターンメールの確認をしましょう。メールアドレスが間違っていないかなどの確認をして、再送してみましょう。ほかにも通信状況の確認、設定の確認なども合わせて行いましょう。
送信する側で対応できる部分で問題がなければ、受信する側のメールの設定や空き容量に問題があるかもしれないので、確認をとってみましょう。
文/三浦修靖