劣化による新しい製品への買い替えや、引っ越しなどの環境の変化で不要になったガスコンロ。火を扱う器具のため、もう使わなくなった場合はどのように処分すればよいかお困りの方も多いのではないだろうか。今回の記事では、不要になったガスコンロの処分方法についてご紹介する。どう処分するかで、かかる手間や費用は大きく変わるので、参考にしてほしい。
【目次】
1.どれくらいの費用? 料金はピンキリ!不要になったガスコンロの処分方法
【参考】
交換時期、交換費用、工事業者、意外と知らないガスコンロの種類別交換方法
どれくらいの費用? 料金はピンキリ!不要になったガスコンロの処分方法
ガスコンロの処分かかる料金は、安いにこしたことはない。しかし、処分方法によっては、手間がかかったり、時間がかかったりするものもある。ガスコンロを処分する時は、費用だけではなく、処分にかかる手間や時間についてもしっかりと確認をしよう。
自治体の「粗大ごみ」として出す。
1つ目は、自治体の「粗大ごみ」として出す方法。ガスコンロは火気を扱う調理器具だから出せないと思っている人もいるかもしれないが、多くの自治体でガスコンロは粗大ごみでの回収が可能だ。処分にともなう費用の目安は500~1000円程度。収集方法は自治体によって様々だが、電話やネットで事前に処分の申し込みをしたあと、粗大ごみの処理用シールを購入し、収集日当日にシールを貼ったガスコンロを集積場所へ自分で運搬する、というのが一般的な流れだ。
この方法のメリットは、処分にかかる費用が安いこと。デメリットは、自宅からゴミ集積場までは自力でガスコンロを運搬しなければいけないこと。また粗大ごみの収集日のタイミングが合わなければ、処分しようと考えていた日より数週間先になってしまう可能性もある。引っ越しなどで急いでガスコンロを手放したい方は、粗大ごみの収集日も合わせてチェックしておこう。
買取専門業者/リサイクルショップで処分する。
2つ目は、買取専門業者/リサイクルショップに売却する方法。状態が良いガスコンロや新しいモデルの製品を処分する場合は、この処分方法がオススメだ。自宅に回収に来てくれるため運搬の手間がかからない点が◎。1つだけ注意したいのは、ガスコンロの製造年度や状態の良し悪しによっては、買い取りをしてもらえない可能性もゼロではない。電話やネットで事前に査定できる業者を利用するのがおすすめだ。
ガスコンロを少しでも高く買い取ってもらうポイントは、可能な限り汚れを落として掃除をすませた状態で引き渡し、保証書や取扱説明書などの付属品は揃えておくこと。また、リサイクルショップはガスコンロに限らず、家の様々な不用品の買い取りや引き取りも行っているため、他に手放したいものと合わせて処分してしまえば便利だ。
不用品回収業者に依頼して処分する
3つ目は、不用品回収業者に依頼して処分する方法。自宅まで引き取りに来てくれるので、集積場までの運搬の手間が省けるのがメリットだ。しかし、処分費用は自治体の粗大ごみで出す場合と比較すると高くつくケースが多い。また、不用品回収業者の場合は、ガスコンロの状態が良くても、一律不用品扱いとなり処分費用が発生する。状態の良いガスコンロを処分したいなら、不用品回収業者をあえて選ぶ必要はない。
不用品回収業者の中には、不当に高額料金を請求したり、回収したガスコンロを不法投棄したりするなどの悪質な業者もいる。業者を選ぶ際は、資格の有無を確認するなどして十分注意しよう。
ガスコンロの引き取り無料サービスも便利
ガスコンロ処分に費用をかけたくないのであれば、引き取り無料サービスを利用するのもおすすめだ。買い取りではないため、状態が良いガスコンロでもお金にはならない点はデメリットだが、身分証明書や面倒な申し込み書類を用意する必要がない点は、大きなメリットだ。
ここからは実際に引き取り無料サービスの情報も見ていこう。
ネットで簡単! ガスコンロ宅配無料回収
【参考】
トータルリサイクル(公式サイト)
岡山県「トータルリサイクル」では、送料無料でガスコンロの無料引き取りサービスを行っている。ネットで申し込み、そのあと自分で梱包して着払いで送るシステムのため、業者を自宅に入れたくない方や、処分に時間をかけたくない場合にチョイスするのもありだ。
さらに、所持しているガスコンロの無料引き取りが可能かどうか、撮影した写真で判断してくれる画像確認サービスがあるのも嬉しいポイント。多少の油汚れや焦げ付きであれば引き取り可能なため、ガスコンロの掃除が面倒な方にもおススメだ。
買い替え時に店舗へ持ち込むことで、引き取り無料に
【参考】
コーナン(公式サイト)
https://www.hc-kohnan.com/service/torihiki/
全国に300店舗以上を展開するホームセンター大手「コーナン」では、ガスコンロ購入時に古いガスコンロを無料で引き取るサービスを行っている。自分で店舗に持ち込む必要があるため自宅に引き取りには来てもらえないが、軽トラの無料貸し出しがあるので免許を所持している方は上手に利用しよう。
ガスコンロを処分する時は、ガスが抜けているか確認を!
不要になったガスコンロを処分は、いずれの場合も安全確保のために必ずコンロからガスが抜けているかを確認してから処分に出そう。特にガスコンロをとり外す時は、必ずガスの元栓を閉めてからホースを外し、ホース内のガスもしっかりと抜くことを徹底したい。安全な状態にしてしまえば、自分にあった処分方法を選ぶといい。
文/ねこリセット