JKの制服＆スカート丈は平成の30年でどう変化した？

多感な年齢ゆえ、いつの時代もJKのファッション感度は高い。時代のトレンドを敏感にキャッチするだけではなく、時として独自のモードを作ってしまうことさえある。

では、この平成30年の間に、JKファッションはどのように変化していったのだろうか？

今回、平成元年（1989年）、平成8年（1996年）、平成30年（2018年）の各世代のJK（JKだった女性）に様々なアンケート調査が行われ、その実態が明らかになった。

制服はどの世代も「ブレザー」が人気。スカートは「長い丈」のブーム再来

Q. 通っている学校の制服のタイプは？ ※単一回答

どの世代も「ブレザー」が1位で、平成元年、平成8年は「セーラー」が2位。平成30年は「セーラー」よりも「私服」が多い所が特徴的。

Q.制服によく合わせる小物は？　※複数回答

平成元年、平成8年は「何もつけない」が1位。平成30年は柄あり・なし含む約半数以上が「リボン」を付けている様子。

Q.制服によく合わせる靴は？※単一回答

各世代「ローファー」が1位。平成30年は他世代より「スニーカー」を履く人が多い結果となった。

Q.制服のスカートの長さは？　※単一回答

平成元年はひざ下5cm以上～10cm未満、平成8年はひざ上5cm以上～10cm未満、平成30年はひざ丈が主流。近年は長い丈のブームが再来している様子が伺える。

平成8年は「ルーズソックス」、平成元年と平成30年は「短めソックス」が主流に

平成8年は「ルーズソックス」の人気が圧倒的。当時、デフォルト仕様では飽き足らず、さらにブカブカにするための方法がJKの間でシェアされていたものだった。なお、平成元年と平成30年は長めなスカートに応じて「短めソックス」を選ぶ傾向に。

Q.制服アイテムをよく購入するお店は？　※自由回答

＜カバン編＞平成元年、8年は「学校指定」が1位。一方で平成30年は「ファッションブランド」「スポーツブランド」が上位に。

＜靴下編＞各世代「学校指定」が1位だったものの、平成8年、平成30年ではその支持率が減少。平成8年はルーズソックスの定番だった“E.G.SMITH“などの「靴下ブランド」、平成30年は「プライベートブランド」が台頭している。

＜靴編＞各世代「靴ブランド」、「学校指定」が人気の中、平成元年は「プライベートブランド」、平成8年は「ハイブランド」、平成30年は「スポーツブランド」がそれぞれランクイン。平成30年はスニーカーを履く人が多いことも影響しているようだ。

平成JKは授業中、休み時間に何をしている（いた）のか？

Q.授業中についついしてしまうことは？　※複数回答

平成元年、平成8年は「友だちに手紙を回す」ことが主流だった一方で、平成30年では同項目はランク外。「LINEを見る」が台頭しているあたりに時代に流れを感じる。

Q.休み時間は何をして過ごしてる？　※複数回答

「友だちとお喋り」が各世代で1位に。平成30年はSNSやLINEなどスマホを活用した行動が上位にランクインしている。

Q.普段、通学で使っているカバンは？　※単一回答

平成元年は「手提げカバン」、平成8年はナイロンの“スクバ”が人気。平成30年は私服でも流行中の「リュック」が圧倒的1位に。

Q.通学用のカバンの中に入っている定番グッズは？　※複数回答

平成元年、平成8年の項目はほぼ同じ項目が並ぶ一方で、平成30年は「携帯電話」「水筒」のランクインが特徴的だ。

平成JKに人気の部活、有名人とは？

Q.現在、部活動に入ってる？　※単一回答

平成元年は約6割以上が部活に「入っている」のに対し、平成8年、平成30年は10ポイント近く「入っている」人が減少している。

Q.何の部活に入っている？　※自由回答

各世代、スポーツ系と芸術系が均等にランクイン。平成30年は授業必修化やSNSの動画拡散が影響してか、「ダンス」が上位に。

Q.担任の先生になってほしい芸能人は？　※自由回答

平成元年は芸人やアーティスト、平成8年は加えて俳優も上位に。平成30年は多方面で活躍する人が上位3位となった。

※フリュー株式会社「GIRLS’TREND 研究所」調べ

［調査概要］
調査内容：平成女子高生のファッション・美容に関する調査
調査期間：2019年1月11日（金）～1月15日（火）
調査方法：インターネットアンケート
調査対象：セルフ型ネットリサーチ「Fastask」のモニター会員様
有効回答数：
45才～48才女性(平成元年時に高校生)129
37才～39才女性(平成8年時に高校生)134
15才～18才女性(現役高校生)140

出典元：フリュー株式会社

構成／こじへい