もつ鍋の食わず嫌いを克服するには?
では、もつ鍋の食わず嫌いを克服するにはどうすれば良いだろうか。江口さんに聞いてみた。
「やまやのもつ鍋は、ぷりぷりした柔らかいもつ肉と、良質の脂に、ニラとゴボウとキャベツがマッチして、焼肉を食べるときよりも、たくさんの野菜繊維を食べているくらい、ヘルシーな鍋です。低カロリーでコラーゲンやミネラルをたくさん含んでいます。良質の脂と柔らかい食感に、一度食べると食べず嫌いだった、と気付かせてくれます。
特にやまやのもつ鍋は、あごだし醤油ベースなので、みなさんが思われているよりもあっさり食べやすいもつ鍋です」
つまりもつ鍋は良質のもつを使用し、鍋に入れる具材ももつに合うものが厳選されて作られたものなら美味しくいただけるというわけだ。
またもつ鍋には『ヘルシー』『野菜たっぷり』という時代のニーズに合った側面もあるようだ。
そして、炭鉱夫になったつもりで、「こんなに美味しいのになんで棄てるの?」と思いながら、そのメリットを享受してみるのも良いかもしれない。
博多のもつ鍋の特徴とおすすめの食べ合わせ!
もつ鍋は全国各地で食べられているが、平成の初期に東京で博多もつ鍋がブームを博して以来、博多もつ鍋が一般的なもつ鍋として知られている。博多もつ鍋はどのような特徴があるのだろうか。
「博多もつ鍋は、あごだし醤油にたっぷりのニラとキャベツが特徴です。しんなりと染み込んだときが食べごろ。そして博多のシメは何と言っても、チャンポン麺! ちょっと太めの麺がもつ鍋のスープによく合います。もちろん、ご飯で雑炊にするのも美味しい食べ方の一つです」
ところで、江口さんにとって、どんなもつ鍋の食べ方がイチオシだろうか。
「ビールはもとより、宮崎の正春酒造の焼酎が、すっきりとしており、やまやのもつ鍋にとても合います。すこしピリッと刺激がある辛子明太子も外せません」
もつ鍋の食わず嫌いな人はもちろん、もつ鍋を好む人も、改めて博多もつ鍋に親しんでみるのもいいかもしれない。もつ鍋と相性の良い飲み物やメニューも発掘していこう。
【取材協力】
博多もつ鍋 やまや
やまやでしか味わえない九州の味にこだわった、美味しい笑顔がこぼれる食事やサービスを提供している。
http://www.y-shokukobo.com/
取材・文/石原亜香利