トヨタを代表するグローバルミットサイズセダンのカムリに、北米仕様のスポーツグレードに準じるWSグレードが加わっている。
カムリは日本ではクラウンなどに比べると地味な存在だが、北米では15年連続乗用車販売台数No.1を記録する超人気モデル。
10代目となる現行モデルはFFレイアウトのHV専用モデルであり、TNGAに基づきプラットフォームを採用した、セダンとしてたぐいまれな美しいスタイリング、意のままの走行性能が大きな特徴だった。
しかし、今から2年ほど前、クローズドな場所で試乗した北米仕様に接して、カムリのさらなる魅力にぞっこんとなったのだ。そのカムリは当時、北米仕様にあったスポーティーグレードで、ブルー×ブラックルーフ、専用の顔つきやリアビュー、18インチホイールなどの超かっこいいエクステリア、より精悍(せいかん)な雰囲気のインテリアが独自のオーラを発散。パワーユニットは3.5LV6で、見かけだけでなく、走行性能も飛び抜けていたのである。
その日本デビューが待たれていたのだが、ついに日本仕様でもエッジの効いたスポーティーなデザインとカムリ本来の上質感を両立させたグレード、カムリWSとして登場することになったのだ。