■連載/ゴン川野のPC Audio Lab
イヤホンと言えばBluetooth対応、ワイヤレスと言えば左右独立型というのが世間にもじわじわと浸透してきた。価格もどんどん下がってAmazonでは1000円台で買える。e☆イヤホンによると現在1000機種を超えるワイヤレスイヤホンが存在するらしい。
そんな中で注目のブランドが、AVIOTである。日本発のオーディオブランドであり、ハイスピードでワイドレンジな高品位ドライバーを選定、長時間のリスニングテストをおこなって音を決めているそうだ。バリュートレードとSamurai Earsによって生み出されたブランドで、製品は全てBluetoothイヤホン。2018年9月に登場してから、快進撃を続けいてる。その時に4製品が発表されたのだが、2019年2月にさらなる新製品を発表した。日本人向けの音作りとはいったいどんな音なのだろうか?
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●仕上げと音質にこだわった左右独立型『TE-D01d』1万2000円
今回は発表された左右独立型の『TE-D01d』には、クアルコムの最新チップ「QCC3026」が搭載されている。ワイヤレスイヤホンの性能はこの通信チップの性能に左右される要素が多く、まず最新チップにすれば省電力性能が上がっているため、連続再生時間が長くなる。QCC3026の場合はTWS Plusという技術を使うことで、通信接続の安定性を高めると同時に、省電力化を実現している。これにより『TE-D01d』は最大9時間の連続再生時間を誇る。さらに充電ケースに1800mAの大容量バッテリーを内蔵して、再充電を続けると合計100時間再生できるという。コーデックはaptX、AAC、SBCに対応する。ちなみに充電ケースはUSB端子がありモバイルバッテリーとしても使えるのだ。カラーはブラック、ダークルージュ、ネイビーの3色、IPX4相当の防水性能がある。
今回登場した新製品は3機種。どのモデルもハイコスパ、ハイスペックだ。
『TE-D01d』にはハイエンドモデルの『TE-D01b』に搭載されたクアルコムの「QCC3026」が採用された。
充電ケースはモバイルバッテリーとしても使える大容量充電池を搭載。充電用の端子はmicroUSBではなく、USB Type-Cにして欲しかった。
音質だけでなく外観にもこだわり、質感の高い塗装と仕上げになっている。
カラーは3色でダークルージュとネイビーは他社にないユニークな色だ。ハウジングの耳側はホワイト、イヤーチップもホワイトである。イヤーウイングはグレーとホワイトの2色が付属する。ブラックにはブラックとグレーが付属。
●U1万円のハイコスパな左右独立型『TE-D01e』9241円
『TE-D01e』は「QCC3020」を搭載したモデルで、連続再生時間は約7時間、それ以外は『TE-D01d』とほぼ同等のスペックで1万円を切るハイコスパモデルだ。カラーはブラックとホワイトで同色の横長タイプの充電ケースに収まる。コーデックはaptX、AAC、SBCに対応。
●エントリーモデルでも高音質な『WE-D01c』4611円
『WE-D01c』は、ケーブル一体型でアルミハウジングを採用。U5000円でaptX、AAC、SBCに対応している。連続再生時間は約7時間、カラーはブラック、ネイビー、シルバーの3色がある。
カラーはネイビーとシルバーがケーブルとイヤーチップなどがホワイト、ブラックは全てがブラックで統一されている。左右のハウジングはマグネットで結合できる。