車やバイクの整備には欠かせないトルクレンチ。「自分でパーツをいじる機会は少ない」という方でも、いざという時のために1つはトルクレンチを持っておきたいところ。
しかし、いざトルクレンチを選ぼうと思うと、どれを選んだらいいかわからないという方も多いはすだ。そこで本記事では、おすすめのアナログトルクレンチ・デジタルトルクレンチと、用途別のおすすめトルクレンチを紹介する。
【目次】
おすすめアナログトルクレンチ
トルクレンチには目盛りがアナログなものと、デジタルのものがある。アナログのものは電池が必要ないため、使う頻度が少ない方におすすめ。万が一の時の電池切れを回避できる。ここでは、アナログトルクレンチのおすすめを紹介する。
E-Valueプレセット型トルクレンチ ETR3-110
E-Value は、DIYツール専門商社「藤原産業」のベーシックブランド。ETR3-110は、ボルト・ナットを所定のトルク値で正確に締めることができる。締め付け完了のサインは、手に伝わる振動と「カチッ」という音。
専用のハードケースが付属しており、トルクレンチを保護しながら保管・携帯することができる。トルク設定範囲は、20〜110N・m。両回転(右ネジ・左ネジ)に対応。
出典 公式サイト|E-Valueプレセット型トルクレンチ ETR3-110
AP(アストロプロダクツ) 3/8DR プレート型トルクレンチ
国産・輸入工具を取り扱うアストロプロダクツのトルクレンチ。
シンプルなプレート直読みタイプなのでトルク値を確認しながら、ボルトナットを均一に締め込むことができる。両回転(右ネジ・左ネジ)に対応。価格は2,500円(税別)と安いのも魅力の一つ。構造もシンプルで耐久性もあるため、長く使用できる。
出典 公式サイト|AP(アストロプロダクツ) 3/8DR プレート型トルクレンチ
おすすめデジタルトルクレンチ
頻繁にトルクレンチを使用する場合、デジタル表示でトルク値を確認できると便利だ。トルク値の設定も簡単なので、自分で整備するのが好きな方は、デジタルトルクレンチを検討してみてはどうだろうか。
BAL (大橋産業) デジタル表示トルクレンチ6pcセット
設定数値をデジタル表示で確認できるトルクレンチ。ボタン電池1個を使用する。
電源を入れ「トルク設定ノブ」を回すだけで、トルク設定が可能。握りやすいサイドラバー付グリップで作業がしやすいのも魅力。トルク測定範囲は「30〜200N・m」で、右回転のみ対応。ブローケースが付いているので、車のトランクにも収納しやすい。
出典 公式サイト|BAL (大橋産業) デジタル表示トルクレンチ6pcセット
TONE ラチェットデジトルク
プロ用の作業工具を販売するTONEのラチェット式デジタルトルクレンチ。設定したトルク値に達すると光と音で知らせてくれるため、勘に頼ることなく誰でも簡単にトルク管理を行うことができる。
全9件の目標トルク値登録機能も搭載。付属のUSBケーブルを使えば、測定トルク値を転送することもできる。価格は46,500円?(トルク能力などにより異なる)
出典 公式サイト|TONE ラチェットデジトルク
自転車・ロードバイクの整備におすすめのトルクレンチ
自転車・ロードバイクも定期的なメンテナンス・整備が欠かせない。整備を自分でできるようになると、さらに愛着が湧いてくるものだ。ここでは、自転車・ロードバイクにおすすめのトルクレンチを紹介する。
KTC(京都機械工具)デジラチェ 【9.5sq】 小トルクタイプ GEK030-C3A
デジラチェは、初心者にも扱いやすいトルクレンチ。グリップに掛かる操作荷重をセンサーが感知・分析する「パワーセンサ搭載固定グリップ」を採用し、作業の姿勢・熟練度を問わず簡単にトルク管理ができる。
トルク到達はブザーで知らせてくれるが、設定によりOFFにすることもできるので、夜の作業にも最適。最大5件の「メモリー登録」ができ、エンジンの組立・金型の取り付けなど、幅広い用途で使用しやすい。
出典 公式サイト|KTC(京都機械工具)デジラチェ 【9.5sq】 小トルクタイプ GEK030-C3A
東日製作所 シグナル式トルクレンチMTQL
東日製作所のMTQLは、競技車両の組み立て・自動車のトルク管理用に作られたトルクレンチ。ワイドレンジの締め付けに対応している。自転車の整備にも最適だ。
「ローレット加工」で、グリップ部に付いた油が拭き取りやすい。全機種に樹脂製ハードケースが付属。設定したトルクに達すとシグナル音で締め付け完了を知らせてくれる。
出典 公式サイト|東日製作所 シグナル式トルクレンチMTQL