将来的に家事代行サービス業者との連携機能も
このアプリを開発したのは、「子育て世代・介護世代のために、楽しく家事の効率を高める」ことをミッションとしたスタートアップの(株)たぬーきす。
CEOの吉田寛さんは、実家の呉服屋で両親とも働いているにも関わらず、家事はほとんど母親がやっていたことが原体験となり、試行錯誤の末「Smuzoo」を完成させたという。
「Smuzoo」を使えば、共働きで子供のいる世帯には、家事がラクなものでないことが実感としてわかるが、それを見込んで将来的に「家事代行サービス業者との連携機能」を実装させるという。
家事代行サービス業者との連携機能も実装予定(画面は開発イメージ)
吉田さんは、「代行に頼むのは敗北感がある」、「夫に納得してもらえるか」といった気持ちから、多くの女性が家事代行に二の足を踏んでいる現状を踏まえ、この機能を考えたという。
「Smuzoo」を通じて家事代行を頼むことで、仕事を持ちながら家事をすることの大変さ、家事代行で得られる時間的余裕を家族間で認識し、「新しい男女平等な社会の基盤を作る」ことを吉田さんは展望する。
なお、たぬーきす社は、この機能の実現にあたりクラウドファンディング(CF)を実施中。CFの草分けMakuakeにて、大手家事代行サービス業者のCaSy(カジー)やBears(ベアーズ)のチケットなどをリターンとしてサポーターを募集している。今年は家事シェアを抱負に掲げた方は、申し込んではいかがだろう。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)